- 1 名前:仕様書無しさん mailto:sage [2007/03/16(金) 08:05:14 ]
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| 先輩、かえっていいすか? \  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ・∀・) ∧ ∧ < おめーのバグだろ、ゴルァ!! ( ⊃ ) (゚Д゚;) \____________  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (つ_つ__  ̄ ̄ ̄日∇ ̄\| BIBLO |\  ̄ ======= \ ._________ | | | 前スレはこちら | |_________| ∧,,∧ || ⊂ミ.,,゚Д゚彡つ カコログハ >2 イコウノドコカデ... 前スレ おめーのバグだろ、ゴルァ!! その24 pc11.2ch.net/test/read.cgi/prog/1161992943/l50 過去ログ置き場 ttp://tokyo.cool.ne.jp/omebug/ ←長期休業中 重くなり易いAAスレです。 なるべく直近のレスにはリンク張らないように「>>○○」をやめて「>○○」にしましょう。 特に2ちゃん専用ブラウザをお使いの方、気をつけましょう。
- 83 名前:仕様書無しさん mailto:sage [2007/03/22(木) 19:01:05 ]
- 「先輩と後輩最終話」
後輩が大人になった頃先輩はもうこの世にいませんでした 先輩は自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき こっそり後輩の前から姿を消しました 後輩の前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです 先輩は後輩の心の中ではずっと喧嘩相手として生き続けたかったのです 先輩がいなくなったのに気づいたとき後輩は悲しみはしませんでしたが退屈になるなと思いました 先輩との喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから 胸の奥が不思議にチクチクはするのですがそれが何なのか 後輩にはよくはわかりませんでした 先輩の願い通り後輩の心の中で先輩はいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした そんなある日後輩の前に一人の新人が現れました 先輩よりのろまで体も小さい猫です 喧嘩相手の先輩がいなくなって寂しかった後輩は 今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました そこで後輩はいつものバグを利用して その猫に罠をかけることにしました いつも先輩にしていたように 後輩は物陰に隠れて新人がバグに気付くのを待っていました そして思惑通り新人がデバッグします 後輩はしめしめと思いました いつものように自分がバグ出したふりをして 逆に新人のせいにしてやるんだ うふふ
- 84 名前:仕様書無しさん mailto:sage [2007/03/22(木) 19:01:36 ]
- 納期目前で仕様変更を聞いた新人の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です
でもその猫は先輩ではありません 猫はバグの近くまで来たとき後輩がでてくるより早くバグに気づき 目にもとまらぬ速さで上司に言いつけに行きました 後輩はいつも先輩にまかせて帰っていたように帰りましたが 先輩よりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい バグ直しをさせられました 後輩もバグ出し返しましたが先輩より体が小さいはずの猫は平気です バグまみれの後輩は薄れ行く意識の中で 本当は自分が先輩と喧嘩して勝てるわけがないことと いつも先輩は後輩にしてやられたふりをして わざと後輩のバグを直してやっていたことをそのとき初めてしったのです 先輩の大きな優しさと友情に気づいたのです そして先輩がいなくなったときの胸のチクチクの正体にも気づきました かけがえのない友を無くした悲しみでした 後輩の魂が体を抜けたとき空の上には優しく微笑み後輩を待っている 先輩がいました また喧嘩ができるね のぞむところさ今度はバグ出すなよ (終) ttp://newgood.exblog.jp/339556/
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