- 224 名前:仕様書無しさん [2007/08/26(日) 12:41:45 ]
- さて、ニートの言う「自分の苦境は不景気に原因がある」という主張は正しいのだろうか。
当然のことながら、「それまでちゃんと頑張ってこなかったお前が悪いんだろうが」というツッコミはあり得る。 なにしろ、就職氷河期といわれた10年前ですら若年失業率は10%以下である。 残りの 9 割 は ち ゃ ん と 就 職 し て い る のだ。 不景気という不運だけが苦境の原因ではないことは明らかだ。 『ポストバブル世代に押し付けられた不利益』と連中は言うが、 ミクロに見るならば、彼が代表しているのはその「ポストバブル世代」の1割に過ぎない(w 企業の採用担当者としては、 「うちで働いている同世代の社員に比べ、努力・能力・運のどれかが足りなかった人 +その後も職業訓練という点で後れを取った人」 という、ミクロには全く正当な評価が下されてしまうことになる。 現在の社会システムを崩壊させたいのなら国内で暴動を起こすべきである。 こうすることで、今まで彼らを救済する理由が全く無かった人々に、 幾ばくかの動機を与えることが出来るわけだ。 ただし、これを実行するには「犠牲者」の数が少なすぎる。若年失業者の数はせいぜい10%、 非正規雇用者が雇用者全体の2割で、その半分以上は正規雇用者候補なので、 潜在的「犠牲者」候補は就業者全体の1割以下である。 この中に「もう俺は捕まってもいいんだ」と自棄になる人間が相当数存在しなければ暴動は成立しない。 ちなみに、昨年(?)暴動が起こったパリでは、若年労働者の失業率が過去20年間20〜25%の間を推移している。 そして、彼らの要求は一切聞き入れられることは無く、暴動に対して強硬姿勢を維持したサルコジは 多くの国民の支持を集めて大統領に当選した。
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