- 902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2005/06/03(金) 13:27:15 ID:PKVzMWSH]
- フォトインクについて
通常のCやMと違い、濃度を下げたインクである。 なぜ下げるかというと、印刷物の粒状感を減らすためである。 そもそもインクジェットプリンタは、インクを滴にして飛ばし、紙を点々で 塗装するように印刷する。基本的に滴の大きさは同じで(マルチサイズもあ るが)、濃度の表現は、基本的に点の密度を変えることによって実現する。 濃度が高い部分は点が多くなるが、濃度が低い部分は点の数が少なくなり、 個々の点々が目立ってしまう。これが粒状感である。ちなみに粒状感は、人 間の目の特性や錯覚も、幾分か関係しているそうだ。(詳しくは専門家へ) 同じ濃度を表現するにしても、濃度を6分の1にしたインクは、通常濃度の インクの、6倍の点が必要になる。つまり点の密度を上げることができる。 それにより、密度が低い部分の点の数を増やし、粒状感の低減につなげる。 野原に高い木が点在しているのと、低い木が6倍程度あるのとでは、どちら がより1本1本の木が目立ちにくいかに似ているであろう。
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