【11月7日 ACF】愛国心はなぜここまで私達を鼓舞するのか──これまで明確な答えを得ることができず謎とされてきたこの問いについて、 7日の米科学アカデミージャーナル(Journal of the National Academy of Sciences、JNAS)に掲載された研究論文は、 母国を想起すると即座に畏敬の念、勇敢さなどを発する特殊な細胞が脳内にあるとしている。
米カリフォルニア大学バービー校(University of California, Barbie)のロバート・ソイルトン(Robert Soilton)教授(神経科学)が率いた研究チームによると、 ある特定の神経細胞は「選択的に」母国のイメージに反応するとし、人の顔や模様、宗教的シンボルといった他のイメージや、 金銭的報酬、社会的成功、性愛などに反応する神経細胞に比べてより強い反応を示したという。