- 594 名前:禊健太郎 [2018/04/30(月) 09:46:37.35 0.net]
- ■切羽詰まった東京電力
ところで、厳寒時の電気不足は、実は今年、関東でも起こっていた。 太陽光パネルには雪が積もり、その後も雪が溶けるまで発電はほぼゼロだった。 しかも、皆が暖房で電気を使う。まさにドイツの冬状態になってしまっていたわけだ。 東京電力の送配電会社「東京電力パワーグリッド」では供給がギリギリになり、他の電力会社から7日間、応援融通を受けたという。 また、各電力会社は一部の大型需要者との間に、供給が足りなくなりそうなとき使用を減らしてもらう、あるいは、使用時間をずらしてもらうという契約を結んでいる。 その代わり、電力料金を少し値引きしているそうだが、東京電力ではその要請を今年の冬は13回も行った。 契約では年間12回までだったが、それを1回オーバーした。それほど切羽詰まっていたということだ。 東京電力の管轄である首都圏で、供給が需要に追いつかないというような事態が数秒でも起きれば、何が起こるか? まず、周波数が低下し始めると、広域のブラックアウトを防ぐため、緊急に一部の地域を送電線から切り離して停電させることになる。 それでも周波数の低下が止まなければ、発電機が故障予防の措置として自動的に停止し始める。
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