- 287 名前:考える名無しさん [2017/11/04(土) 16:26:10.08 0.net]
- 「日本を破滅に導いた戦前の極右思想は、親鸞(1173〜1263年)の影響を受けていた」。
日本仏教の戦争協力といえば、満州事変を起こした石原莞爾(かんじ)らの国柱会など、日蓮系の団体が思い浮かぶ。 実は、親鸞の浄土真宗系も負けじと猛威を振るった。 戦前にリベラルな大学教授を排撃した極右団体「原理日本社」の中心には、親鸞を学んだ人々がいた。 政治や行政を改善しようとするあらゆる思考を「自力」だと攻撃した。 全面的な現状肯定と天皇中心の国体への忠誠こそ、いわば「他力」に導かれることだとした。 浄土真宗の教団本体も、戦争の激化に応じて「弥陀の本願=天皇の大御心(おおみこころ)」「浄土往生=靖国の神になる」と、極右も顔負けの主張に傾いた。 「そもそも、国体論の祖といえる本居宣長は、浄土教の影響を受けています」。本居が否定した「漢意(からごころ)」は「自力」、 日本古来のものとして肯定した「やまとこころ」は「他力」に従う精神に相当する。「論理が似ていたからこそ、親鸞思想は国体論にのみ込まれた」。 今の真宗教団は、反戦・護憲運動などが盛んだ。「ただし、『親鸞がこう言ったから戦争反対』と教義を道具にしたら戦前と同じ」なのである。 https://mainichi.jp/articles/20171029/ddm/015/070/015000c
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