- 476 名前:名無し for all, all for 名無し mailto:sage [2019/06/10(月) 11:35:23.43 .net]
- ゲイコンテスト 出場者たちの“日常”――「他者を救うことが自分を救う」
ゲイコンテスト「ミスター・ゲイ・ジャパン2019」がこの春、昨年に続いて東京で開かれた。 LGBTなど性的少数者への理解を促すための試みだ。 出場者たちは「隠れていては何も変わらない」と考え、等身大の自分をさらけだそうとした。 その勇気をたたえられると同時に批判や中傷にもさらされる。 そうしたなかで模索する「誰もが生きやすい社会」とはどんな姿なのだろう? 彼らの「日常」を追うと————。 https://news.yahoo.co.jp/feature/1339 セクシュアリティーを学ぶ新しい科目 東京都豊島区にある小中高一貫の私立学校を訪ねた。 教室に入ると、色画用紙が張り巡らされている。 国語教諭のSHOGO(ショウゴ)さん(34)は、楕円形のテーブルを前に腰を下ろした。 「視線が生徒と同じ高さになるように努めています。前に立って話すようなことはあまりないかな」 昨年、日本で初開催されたゲイコンテスト。 SHOGOさんはその優勝者であり、初代のミスター・ゲイ・ジャパンだ。 コンテストが重視するスピーチでは、性教育の大切さを訴えたという。 氾濫する性情報に対して、無防備な子どもたちの状況を危うく思っているからだ。 この春には、高校生対象の選択科目「セクシュアル・スタディ」も立ち上げた。 「特定のグループがなぜ不平等を経験する可能性があるのかを説明でき、不平等をなくす方法を提案できる」 ことが到達目標で、現在13人が受講している。 「最初の授業で生徒を(意図的に)混乱させたんですよ」とSHOGOさんは言う。 LGBTの「L」について問うと、「女を好きになる女の人」という答えが返ってきた。 「お互いが好きな2人組がいたらレズビアンと何が違うの?」と逆に聞いた。 「同性愛者の見分け方は?」に対しては「異性愛者はどう見分ける?」と切り返す。 そうやって、生徒たちにはまず、自分の内にある無自覚なマジョリティーの視点に気付いてもらうのだという。 やがて、生徒たちは自ら次々と問いを発した。 「セックスのない関係は恋愛と言える?」 「じゃあ、セックスレスの夫婦は破綻していることになるの?」 「ならないなら、セックスは恋愛に関係なくない?」 固定観念を突き崩す質問の連続。 生徒からは「ゲイの人から好きだと告白されたらどう対応すればいいの」という切実な質問も出た。 カミングアウトの難しさ、他人の秘密を暴露するアウティングの問題……。テーマは尽きなかった。 「ミスターゲイは無期限のコミュニティーワークなんです。 一方的に『僕らを理解して、理解して』ではわがまま。 身近にいる、困っている人を支えてこそ相互理解が進むと思います」
|
|