- 492 名前:Engineer [2006/10/01(日) 11:33:54 ID:X20TURLL]
- >>455さん、某スレ1さん。
改めて私の立場・考え方を明確にさせます。 私の立場・職業は、量産家電のエンジニアですから、不良;ゼロ、消費者に対して安心・安全な製品を安価で提供するという理念で仕事をしております。 年齢も2チャンネラーとしては高い方であり、実際の設計業務の他に管理業務もしております。 ところで、私の考え方は.... PSEは、判り易く言うと、電気用品製造事業者の製造物を管理する法規です。 そういう意味で、販売事業者(中古ショップ)に対して、 ・・・PSE表示ナシ品の販売について、『製造事業者登録ありき』⇒『絶縁耐力試験の実施』⇒『検査記録の管理』を義務つける・・・ という、今回のPSE解釈については、率先して賛成も、反対も容認もしておりません。 ただし初期の頃のHNの如く、『一消費者として賛成』の考えです。 理由は、電気用品は、必ず経時劣化がします。 販売して生活の糧を得ようとする者は、販売者としての良心・マナーとして、絶縁性能くらいは確認して販売してしかるべきだと思います。 消費者を守るという法規に反対はしませんが、電気に素人の販売者が絶縁耐力試験を実施するには無理が有る様に思われます。 それに加えて、この半年間で、中古ショップの実力・モノの考え方が良く判りました。 彼らには、検査記録の保管・絶縁耐力試験の実施能力が無いばかりなく、 消費者に対して、安全な製品を提供する、という最も基本的な商人としての理念が無いように感じられます。 例えば、絶縁耐力試験機ん貸し出しが伸び悩んでいる、という実状自体が、その好事例だと思います。 理念の欠如は、製造事業者のエンジニアである、私にとっては、到底信じられません。 PSE猶予期間終了の話が出る前の段階より、絶縁性能試験(安価で省スペースで感電の心配の無い絶縁抵抗試験)を実施している販売体制であれば、上記の様な経済産業省の解釈も出なかったのでは?と思います。 稚拙な表現を使えば、『中古ショップは、突っ込み処が満載の業種』であって、経済産業省の目に留まった、そんな感じがします。 いずれにしても、法規というものは万全ではなく、それを司る省庁も有能な体制・組織機構を有しておりません。 その当たり前の事を承知・認知済みである一般の方々が、騒ぎすぎる、という感も歪めません。 外務省・総務省・国土交通省etc、彼らの動きに対して、国民は納得していないでしょう。 私としては、今回のPSE騒動は、それと同じレベルとしか映っておりません。 ですから、例え話で『オイラの家の前が一方通行になった、その方が大問題』だと書き込んでいます。
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