- 1 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:14:26 ID:5YdSgTAL0.net]
- 丁度、去年のこの時期に北海道のA市にある心霊スポットに行ったからそこで起きた出来事について語ってく。
その心霊スポットでは、過去に自然災害による列車事故により川に転落した事件があったり、その川は激流ということもあり水難事故も多かったらしい。 あとは、白い橋があるんだけどその白い橋に来ると観光客が突然自殺を図ろうとしたり等、正気を失ったりすることがあるらしく、そういう事があるため自殺スポットとしても有名らしい。 因みに、心霊スポットに行った理由は「自分も心霊体験してみたい」という理由でした。 ただ 去年の俺はまだ、新卒して間もなかったため会社内での友達もあまりおらず、高校の頃の友達ともチリヂリになり、ほぼボッチだったためそのA市の心霊スポットには一人で行くことになった。 その時は、働き始めたばかりで車等を買えるわけでもないため予約しておいたレンタカーを1日借り、懐中電灯と電池とスマフォと、とりあえず何かあった時用の塩を準備して「どうせ行くなら夜遅くがいいよな」と思い午後22時ぐらいに車を走らせ大体90分ぐらいで目的地の駐車場に着いた。 流石に有名な心霊スポットなだけあって明らかに雰囲気が違い、少し躊躇ったけど「折角来たんだし…」と思い普段はこれっぽっちもない勇気を振り絞り20分ぐらい悩んだ末、とりあえず周辺の探索を開始することにした。 今では痺れる良い?体験をしたと思う反面、行かなきゃ良かったとも思う。 探索を開始して、例の白い橋に着いたので渡る事にしたけど、白い橋を少し渡ったところで早速おかしな?体験をした。 懐中電灯で足元を照らして歩いていると、何故か濡れているところがあったり、真夏なのにブルルッと寒気がし、腕を見ると鳥肌が立っていたりとめちゃくちゃビビったが、川の上ということもあり「川場だしそりゃ多少は寒気もするし水も…飛んでくるか…?いや、飛んでくるよな」と思いあまり気にしないよう、そのまま進むことにした。
- 2 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:16:46 ID:5YdSgTAL0.net]
- そして橋を渡りきるまで、ずっと寒気は続いていたが橋を渡りきった途端に寒さがフッと消え「そんないきなりフッと消えるか?」と少しおかしな感じがしてビビったが「川場が冷え込んでいたから渡りきった時に寒気が消えただけだ」と思い込むようにし、先へ進むようにした。
そして、着いた先が俺と同じお先が真っ暗のトンネルだった。 トンネル内には本当に何も明かりがなかったため、 「行くか、行かないか」と頭の中で数分立ち尽くしていたが、逃げちゃ駄目だと思い進むことにしたが、逃げとけば良かったと後ほど思うことになった。 トンネルに入って、少し経った頃に歩いているとあることに気づいた。 ※足音はイメージだから気にしないで。 俺:コッ(足音) ?:コッ(足音) 俺「…?」 俺:コッ(足音) ?:コッコッ(足音) 俺は一気に鳥肌がブワッと立った。 ヤバいと思い、早足であるくと 俺:コッコッコッコッ(足音) ?:コッコッコッコッコッコッコッ(足音) とそいつは俺より速い早歩きをし始め、「これはリアルガチでヤバい」と思っているとそいつは ?:タッタッタッタッタ と走ってきやがった。 俺も走りはしたが相手の方が断然速かったため、俺は呆気なく追いつかれてしまった。
- 3 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:20:29 ID:5YdSgTAL0.net]
- そして「ポン」と肩を叩かれた。
俺はもう頭の中がグルグルして倒れそうだったが意を決して振り向いた。 …誰もいない? と思っていると また後ろから肩を「ポン」と叩かれた。 そしてまた振り向こうとすると、そいつはボソボソッと く…rしぃ と耳元で言ってきやがった。 バッと振り返るとそこには 頭の一部が凹んでおり、目は片方がなく、もう片方は目があるものの濁っていて、鼻も潰れており、この世の者ではない顔があった。 俺は叫ぶ間もなく身を翻し猛ダッシュで逃げた(多分今までで一番早かったと思う。) そいつは追ってくる事はなく、トンネルを抜け息絶え絶えの状態だったが、何とか白い橋まで来ることが出き、ホッと胸を撫で下ろし安心したのも束の間。 白い橋を歩いていたら、あるものを見つけて止まってしまった。 俺が行こうとしてる方向に人が立っていた。 服はところどころビリビリに破けており、髪の長い女性だった。 そいつはずっと川の方を見ていた。 俺はもう勘弁してくれと思いつつ泣きそうになっていたが、来るときに持ってきた非常時用の塩を思い出し、それを使おうと取り出した。 が、塩だと思っていた物は塩こしょうだった 俺は絶望した。
- 4 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:21:44.60 ID:5YdSgTAL0.net]
- もうしょうがないので、心の中で南無南無と唱えながら通り過ぎた。
その時、背後に視線を感じ冷や汗がドバドバでていた。 もう振り返えらないで帰った方が良いと思い、また猛ダッシュするとそいつは追ってくる気配もなくただただ視線を飛ばしてくるだけだった。 そして、またもや息絶え絶えになりながらも何とか車に着き、エンジンをかけた。 そして発進しようとしたその瞬間 バンッ! と音がなった。 その瞬間、幽霊に対する恐怖よりもお金に対する恐怖の方が勝ち
- 5 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:22:29.08 ID:5YdSgTAL0.net]
- ふざっけんな!テメェ!修理代どうしてくれんだよ!こちとら金ねぇんだよ!払えよお前!
とブチギレてしまった。 この時に言ったことは大体こんな感じでした。 そして、ブチギレた途端に バンッ!バンバン!ゴンッ! と行為がエスカレートし本能的にヤバいと思った俺は車を急発進させ一目散に逃げました。 そして、街まで来たのでガソリン入れがてら車の状態を確認しようと思いガソスタに入り、車の状態を見ると、ありきたりな話かもしれないが、窓には手形が複数ついており、ゴンッ!と音がなってたと思われる場所はメコッと凹んでいた。 俺は絶望した。
- 6 名前:とっととハメ太郎 [2022/08/04(木) 02:26:04.54 ID:5YdSgTAL0.net]
- とりあえず、ガソリンを入れようと思ったのだが
初めての給油だったため入れ方がわからなかったので、店員さんを呼んだところ車を見た瞬間に「あんたこれなしたの〜?」と言われた。 俺は店員さんに カクカクシカジカで…と事情を話した後、ガソリンの入れ方を教えて貰い、ついでに窓の清掃をしてもらい、何とか窓の手形は消せたものの、ボディについた穴はどうしようも出来ずに後日レンタカーショップに修理代を支払いました。(働き始めたばかりなのでお金があまりなく、親に7割払ってもらいました…) 因みに、その後は心霊現象やらなんやらとかはなく現在ものほほんと過ごしています。 ただ 今回の件で、色々と怖い目に合ったので もう二度と心霊スポットには行かないと心に決めました。 以上が、俺が心霊スポットに行って経験した出来事でした。 長文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
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