- 650 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2022/10/08(土) 23:56:56.41 ID:mv3AAT9b0.net]
- 〜小学生の頃の怖い体験〜
神社側にある広い部屋が家族の寝室だった。 普段は親子3人で川の字で寝ていたのですが、その日は父は出張で母と2人で寝ていました。 普段は真ん中が自分、右側は母、左側に父という並びで寝ており、母の頭側に廊下へのドアがあり、父の左側には窓がある。そして、その窓からは神社の木々が見えました。 ふと夜中に目が覚めた。 時間を確認したくとも寝室には時計はない。 何故か妙に目が冴えていたので、天井を見ながらぼーっとしていた。すると突然、 『きたっっっ!!』 と母が大声で言い出しました。 その声に酷く驚いたことで枕から頭が落ち、変な姿勢になってしまった瞬間に全身が動かなくなりました。(※気道確保みたいに上向いた状態) (え?金縛り?) となりましたが妙に落ち着いており、出来ることと出来ないことの確認を始める自分がいました。 (身体は動かないし、声も出ない、動くのは目だけか。) 前述の通り変な姿勢のため、目が動くだけでは頭側の壁以外ほとんど何も見えません。どうすればいいのか少し考えていましたが、身体が動かないだけで何も起こらず、しかも何の音も気配もないので、 (気づいたら寝れるかな) と楽観的な考えが頭に浮かんできた頃、突然左足が痺れ始めた。 突然のことに恐怖を感じていると 左足→左足首→左脹脛→左膝→左太腿 とゆっくりゆっくりと痺れが上がってくる。 (やばいやばいやばい) と考えていると、痺れがお腹くらいまできたところで停止した。 左脚全体とお腹までの全部が痺れて鳥肌が立っている状態のまま動けず、加えて顔の向き的にそちら側を見れない。 (え?何これ?幽霊?ただの疲れ?) 心霊現象を体験したことなく、金縛り=疲れという話も聞いたことがあったため、今回はどちらなのか混乱する頭で考えていると、次は左の掌が痺れ出し、先ほどよりも早く左肩まで痺れが到達した。 そして遂に、何かに見られている感覚を感じ、一気に恐怖のどん底に落とされました。 (目!閉じろ!身体動け!いっそ寝てしまえ!) と何度も強く願ったところで一度記憶が飛び、気づいた時には窓の外が明るくなり始めている時間帯でした。 相変わらず気道確保みたいな姿勢で、驚くくらいの冷や汗をかいていました。
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