- 300 名前： [2020/08/26(水) 13:02:59.03 ID:oRs/vjz80.net]
- ■外泊すると家賃が下がる
「渋谷に6万円。なかなか住めないですよ」。都内で働く女性（24）が4月から
住み始めたのが「unito SHIBUYA」（東京・渋谷）。家に帰らない日は家賃が下がる、新感覚の住居だ。
外泊の72時間前に専用のアプリで申請すると、1カ月の料金から外泊期間の家賃が引かれる。
外泊中、部屋はホテルの1室として一般客に貸し出される仕組みだ。
「友達の家、彼氏の家に泊まることも結構多い」。1カ月まるごと利用しないのに、
1カ月分の家賃を支払わないといけない既存の賃貸の仕組みに不満を抱えていた。
月に15日程度外泊するというこの女性の場合、家賃は12万円から6万円に割り引かれる。
外泊時には、洋服や本といった荷物を押し入れにしまい施錠。数分でホテルの1室に
早変わりする。家電や光熱費はコミコミ、帰宅前には部屋に清掃も入る。
■コロナで苦しむホテルにも利点
「友達の家、実家、旅行など、一人暮らしでも月に10日間ぐらいは家を空けている人は
案外多い」。そう話すのは同サービスを手掛けるUnito（東京・千代田）の近藤佑太朗社長（25）。
現在、渋谷と秋葉原の直営施設2カ所と、提携の宿泊施設92カ所で利用ができる。
使う分だけしか払わない納得感が都心で働く20〜30代の若年層を中心に支持を集め、
ユーザーは120人を超えた。「メイン拠点にすれば、多拠点生活は圧倒的にしやすくなる」
ホテル側がこうしたサービスと連携する背景には、コロナ禍で2割程度にとどまる
客室稼働率がある。当分の間は訪日客が見込めず、リモートワークの普及で
ビジネス利用も今後減っていく可能性が高い。住居としての利用を促し、
次なる収益の柱を組んでおきたい考えだ。
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