- 193 名前: [2020/08/24(月) 12:27:42.46 ID:Qn/9Z+nq0.net]
- 日本が世界から劣後する一因が「PDCA」のやり過ぎ 世界は「デザイン思考」にシフト
https://news.yahoo.co.jp/byline/inouehisao/20181012-00100208/ PDCAを回してもイノベーションは起こらない 日本ではPDCAに関する本が多く出版されており、ビジネスマンが実績を出そうと 思えば、PDCAサイクルを回すことが、金科玉条のようになりつつある。 ただ、PDCAサイクルは、「正解」が見えた領域で使うと威力を発揮する。 たとえば、追いつき追い越せの時代に、効率的に高品質な製品を大量生産する時代には 有効な経営テクニックだったということだ。 しかし、時代の先行きが不透明な時代、すなわち何をやるのが正しいか分からない 時代に、PDCAサイクルにこだわり過ぎると、物事が先に進めなくなってしまう。 そもそも先が読めないのだから、その時点で緻密な計画の立てようもないからだ。 そこを日本の企業は、Pづくりにこだわり過ぎて、社内調整に時間を浪費している ように見えてしまう。そして、Pが出来上がった時には情勢が変化してしまっている。 ロジカルシンキングにも限界 そして、この「PDCAサイクル思考」と対極にあるのが、「デザイン思考」だ。 端的に言えば、デザイナーの発想である。シリコンバレーや深センでは、 この「デザイン思考」をビジネスマンが重視しているように思えた。 「機能性だけなく見た感じ」、「製品がもつストーリー性」、 「個別機能よりも製品群全体での調和」、「論理ではなく共感」、 「まじめさだけではなく遊び心」、「モノよりもモノをもつことの意義」 といったコンセプトから「デザイン思考」は成り立っていると言われる。 世界のビジネスマンは、MBAでロジカルシンキングなどを学んできたが、 これはある程度「正解」が見えている領域で最適解を見出す分析的アプローチ。 「PDCAサイクル思考」も同様のことが言える。これに対して「デザイン思考」とは 決まった課題を解くのではなく、解くべき解を探す力を養うことに重点を置くものだ。 時代の変化が速く、何が売れるかも分からない時代は、「潜在的なニーズ」を 探し出すことの方が重要だろう。
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