- 361 名前： 【東電 85.5 %】 ＠＼(^o^)／ (ｻｻｸｯﾃﾛﾚ Spd1-fk+P) mailto:sage [2016/11/25(金) 20:04:07.83 ID:CQ2ZkX0bp.net]
- 来年公開になる『メッセージ』（日本での題名）といい究極的には自己である他者を「名付け」て認識し追い求めていくという物語が世界で流行しはじめたね
漫画の『進撃の巨人』もはじめはそこにテーマがあったがあれはまあ作者の器に合わせた巨人プロレスに成り果ててしまったけどな
これは一神教的なスピリチュアリティーと誤解されやすいが必ずしもそうではなく
『君の名は。』を例に考えると日本人は多神教を成立させる基盤としての唯一つの外部を措定し
欧米人は新訳聖書における「パウロの宣教」のアナロジーとして理解し
インド人やインドシナの人々は名前の忘却と想起という『シャクンタラー』の2000年ぶりの翻案だと思ってそれぞれ喜んで観ている
（話は飛ぶが『君の名は。』について親子の葛藤のテーマが描かれていないと述べている人が前の方に書き込んでくださっていたのにビックリしたのだが
そういう啓蒙主義的な構造の中での人間が生きる「お手本」（道徳）としての物語の提供によって成立していたここ2500年の世界が変わりつあるのかなとも思った
またこの作品（名作かどうか知らないが歴史的作品であるのは間違いない）に対する拒否反応がどこからでてくるのかも理解できたのはありがたい
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