- 853 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2011/01/06(木) 18:45:53 ID:0HjVWSI0P]
- 去年の暮れの朝早くに、窓の外で窓をガリガリ引っかくような音と、
「ニャーン」と鳴く声がした。 どこの猫だと思って窓を開けると、何もいない。 窓とカーテンを閉めてしばらくすると、またガリガリ「ニャーン」。 どうもその「ニャーン」の声が、実家にいる婆猫の声に聞こえたもので、 夜明けを待って実家に電話したら、当の婆猫が昨日の朝から元気がなく、 今は瀕死状態だという。 帰れるようなら帰って来てやって、と言われて、3年ぶりに帰郷。 俺が帰ると、今まで心臓は動いてるものの目を閉じて横になったままだった 婆猫が立ち上がって、「ニャーン」と鳴き、俺の手のひらにあごを乗っけて また目を閉じた。 それから1時間もしないうちに他界。 最期を看取るよう呼びに来たのかなと思ってる。 大して珍しい話じゃないかもしれないけど、初体験記念に報告。
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