- 304 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/11/07(火) 18:11:02 ID:mwaf5NH/O]
- >>301
名古屋市西区幅下の長兵衛さんは次郎長をかばって溺死… 名古屋にも立派な男がいるじゃまいかと清水の俺が語る。 ついでに曾祖母が亡くなった時の話を一つ。 曾祖母は黄疸と癌が酷くて意識も薄れ、去年の七月末に静岡日赤に入院したんよ。 医者からは、年齢的にも病気が直接の原因になるより先に、老衰になると言われてた。 本人も死期をわかっていたようで、意識がハッキリしてた時には、清水に帰りたいと言ってたから、 出来るだけ家(静岡)に居させてて、入院してから十日程で危篤の状態になった。 俺は仕事を休み、祖父と二人、交代でずっと側に居て手を握ってた。 手を握っててあげると、意識が戻りかけるからね。 そして8月12日の午前4時頃か、いよいよヤバくなり、祖父が親戚に連絡をしに行ったので、 再び俺が手を握って声をかけ続けてると一時間程で曾祖母の長女が来た。 その人へ状況を伝えるついでに休憩へ行こうと手を離し、ふと見たら、、、 曾祖母の手が、俺の手の形にへこんでたんだ。 その手を見た時に、死ぬって事がなんとなくわかった気がした。 そして三十分後、親戚達に囲まれながら息を引き取った。 人の死なんて初めてだったから、わんわん泣いたよ。
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