- 1 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/09/20(水) 20:38:11 ID:kw6ruf/V0]
- 怖い話に出てくる女幽霊は実はツンデレなのではないかという新説を
検証してみるスレッドです。 前スレ なにそのツンデ霊☆四人目★(実質五人目) hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1150726657/ なにそのツンデ霊★四人目★ hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1145453459/ なにそのツンデ霊★三人目★ hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1142094064/ なにそのツンデ霊★2人目 hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1139653191/ なにそのツンデ霊www1人目 hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1131190956/ まとめサイト www.tsunderei.org/
- 146 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/17(火) 21:29:21 ID:uVqsiTPv0]
- >>136
恋姫、いいよな。 俺も好きだ。 思わずもう一度インストールしようかと思った。 見ろ、既にCDは手にしている。 ところでアレもツンデ霊なのか?
- 147 名前:136 mailto:sage [2006/10/18(水) 12:21:26 ID:xfxTdu3hO]
- >>146
おお!知ってる人がいた!(笑 和風なふいんき(n(ryがいいよね。 まぁこのスレ的には人外ならアリっぽいけど… あん中で比較的ツンデレなのは朱雀さんくらいか…
- 148 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/18(水) 19:33:13 ID:MwYBnSym0]
- これのことか?
www.tactics.ne.jp/~baseson/koihime/ しかし、三国志とツンデ霊はあまり関係ないような気もするが…
- 149 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/18(水) 20:02:57 ID:Yo5rv7Kf0]
- >>148
え?そうなの?w
- 150 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/18(水) 21:40:05 ID:+364PXwt0]
- >>147
和風なふんいき>変換>雰囲気ね。 まあ、ツンデレは朱雀だけであろう。 他はデレデレだからなぁ。 人外ならOKであればビヨンドの娘もありか? 魔王の娘だし。
- 151 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/18(水) 21:56:40 ID:0z9WsRnN0]
- 孔明「おまえの処刑が決定したぞ」
馬謖「ああ」 孔明「馬鹿な事をしたな」 馬謖「いや。後悔はしていない」 孔明「心底、馬鹿野郎だな」 馬謖「おまえに比べればな」 孔明「・・なんであの時云うこと聞いてくんなかったんだよぅ!」 馬謖「間違った判断だったとは思わない」 孔明「ばか・・っ! ばかバカぁぁっ!」 馬謖「泣くなよ」 孔明「だ・・って・・」 馬謖「かわいい顔が台無しだぞ」 孔明「ば、ばかっ! 死んじゃえっ!」 こうですか?わかりますん!
- 152 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/18(水) 22:11:11 ID:uXsy+E2+0]
- 泣いてバショクをkillか
- 153 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/19(木) 00:13:07 ID:3JDvj+loO]
- みんなGJ!
- 154 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/19(木) 02:45:09 ID:odVh3pFMO]
- >>151
ごめん何故か最後の一行で吹いたw
- 155 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/19(木) 05:37:17 ID:mFH9X/sfO]
- >>152
つ座布団一枚
- 156 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/19(木) 12:11:01 ID:3JDvj+loO]
- ほしゅ
- 157 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/19(木) 15:36:57 ID:KUFyydle0]
- >>152
誰 うま
- 158 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/20(金) 09:41:55 ID:3yWKA6qoO]
- 誰もいないのか?
- 159 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/20(金) 10:23:53 ID:RlfTpbeYO]
- もう、俺とお前しか残ってないんだよ。
- 160 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/20(金) 12:17:07 ID:0Fo1oQOgO]
- ここにもいる
- 161 名前:本当にあった怖い名無し mailto:hosyu [2006/10/20(金) 13:27:07 ID:Ho0iuee/O]
- キモいスレですね。
- 162 名前:@ mailto:sage [2006/10/20(金) 18:43:04 ID:Lpudxg8g0]
- 自宅であるアパートの部屋の前。多少年季の入ったドアノブを握ったまま
俺は、つい開けるのをためらい、動きを止めてしまう。 「どうしたの?」 そんな俺の様子を見て、横にいる彼女が怪訝そうに尋ねてくる。 彼女は少し前に知り合った女友達で、なかなかに可愛い。そして、最近、俺ら はとてもいい感じになってきていた。 今日は、そんな彼女が俺の部屋を見てみたいというので連れてきたのだ。 そこまでは良い。だが、俺は部屋に入れることをためらってしまう。 別に部屋が汚いというわけではない。むしろ、周りよりもとても綺麗にしてあると 自負している。 「いや、なんでもない」 そう彼女に言って、ドアを開ける。すると− 「おかえりなさい」 と、一人の女の子が出迎える。雪(せつ)といううちに住む座敷わらしだ。 そして、こいつが俺の悩みの種である。 雪は見たところ、12〜13歳ほどで、肌は名前の通り雪のように白い。 「これが、妹さん?かわいい〜!」 流石に座敷わらしとは言えず、彼女には一緒に住んでいる妹がいるといってある。 そして、彼女の言葉の通りとても可愛いのだが、見た目にだまされてはいけない。 性格が非常に悪いのだ。嫌がらせが趣味のような奴なのだ。だから、今回も何を してくるかわからず不安だった。
- 163 名前:A mailto:sage [2006/10/20(金) 18:44:59 ID:Lpudxg8g0]
- そんなことを思っているうちに、雪が「どうぞどうぞ」と彼女をリビングに通す。
彼女を座らせ、戻ってくる雪を俺はキッチンのほうへ引っ張っていく。 「たのむから、今回だけは大人しくしておいてくれよ。」 「わかりました」 「えっ?」 雪が思いのほか、あっさりとうなずくので、俺は少し拍子抜けしてしまう。てっきり 何か要求されるのではないかと思っていたからだ。 「わかったっていったんですよ。はい、どうぞ」 そう言いながら、彼女は氷でよく冷え、周りに水滴の付いたグラスを二つのせたお盆を 差し出す。キッチンにはカルピスのパックが置いてある。 「今日は残暑が厳しいので、のどが渇いているでしょうから、持って行ってあげて下さい」 「あ、うん、ありがと・・・」 「それでは、わたしは寝室の方へ行っていますので、二人で楽しんでください」 などと、気の利いたこと言って来る。 俺は、心配のしすぎだっただろうか、などと思いながらお盆を持ってリビングに行く。 彼女にグラスを渡して、テーブルをはさんだ迎え側に腰を下ろす。 ブー 俺が座ったとき、尻の下で何かが鳴った。見ると、どこから持ってきたのかブーブークッション がおいてあった。雪の仕業だろう。 もっとも、この位ならば、可愛いものだ。多少気恥ずかしいが、彼女も笑ってくれている。 かえって、何も無いほうが不安だよな。そう思って俺は油断した。
- 164 名前:B mailto:sage [2006/10/20(金) 18:46:21 ID:Lpudxg8g0]
- 彼女はよほど喉が渇いていたのか、グラスの液体をグッと口に注ぐ。そして・・
「ぶほっ!!」 彼女がいきなり吹き出した。 「え?え?何?どうした?」 パニックになる俺に対し、彼女はむせながら半眼で俺の持っているグラスを指差す。 飲んでみろということだろう。俺もグラスに口をつける。 (うっ) 思わず、俺も吐き出しそうになる。中身は米のとぎ汁だった。 想像していた甘さとのギャップに、吐き気すら覚える。 「あ、いや、これは、ほら、えーと・・そうだ!テレビでも見よう!」 俺はとにかく気まずさを誤魔化そうとテレビをつける。 『o〜h!yes!!uh〜』 その時、突然、大音量で外国人のあえぎ声が流れた。こないだ借りたホラー映画のベッドシーンだ。 認識するやいなや、俺は神速でテレビを消す。しかし、それは帰って気まずい空気を作り出す。 「・・・えーと、そういえば、わたし、今日用事があったんだった。あはは・・じゃーね」 言うが早いか、止めるまもなく彼女は帰っていってしまう。
- 165 名前:C mailto:sage [2006/10/20(金) 18:47:22 ID:Lpudxg8g0]
- 俺は、即座に寝室に向かう。寝室では枕の下に頭だけを突っ込んで、笑い声を殺す雪がいる。
雪は俺の顔を見て、彼女が帰ったことを悟り「あははははははは!」と大声で笑い転げた。 「今日は、大人しくしてろって言っただろ!!」 「はーはー、わたしはおとなしくしていましたよ。うるさいのは今のお兄さんの方です。ププっ」 「そういうことを言ってるんじゃない!なんなんだよアレは!?」 俺が更に大声を出すと、とたん雪は笑うのをやめ、目を伏せる。 「だって、とぎ汁は栄養豊富だし、ホラーは吊橋効果が期待できるかと・・・」 もちろん、そんなことは微塵も思っていないだろう。だが、演技だとわかっていても「ごめんなさい」 と俺の服の袖をつかみ、しおらしく俯く雪を見てると、怒りが急速になえていく。 が、そこで限界が来たのだろう。再び「あははは!」と笑い出した。 再び頭にきて、寝室から出て行こうとする俺に雪が「お兄さん」と声をかける。 「飲み物を作るついでに、お米を炊いておきました。おかずは冷蔵庫にありますので、フラれた 腹いせにヤケ食いでもどうぞ」 「うるさい!!」 寝室のドアを閉めるとき、「他の女の人なんかを連れてくるから悪いんですよ」と雪が呟いた気がしたが、 きっと気のせいだろう。 ヤケ食いをしながら、雪の作った料理がヤケに旨いのが悔しかった。
- 166 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/20(金) 21:00:13 ID:6WI7g+850]
- 主人公ほとんど彼女連れだな
- 167 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/21(土) 00:42:44 ID:RfBzq3koO]
- テーマがツンデ霊である以上
「別にあんたの事なんてどうでもいいんだから!」→行動であからさまに不機嫌さをアピール というお決まりの展開には欠かせないからな
- 168 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/21(土) 13:28:17 ID:cjLHEV7G0]
- 山道で事故りそうになった男が女の幽霊に助けられて「アンタなんか死ねばよかったのに」って言われて
「イヤ〜助かったよ、来週また来るから」って翌週も行ったら弁当用意して待っててくれた。 って話、ここで出た話ですか?
- 169 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/21(土) 13:51:13 ID:5d6ONGGv0]
- Yes
- 170 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/21(土) 15:42:04 ID:xSKxKLteO]
- 全てはそこから始まった…
しかし…
- 171 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/21(土) 17:35:44 ID:xh9eCgdRO]
- そのSSのメイド服着たツンデ霊の絵、うpれる方いませんか?
携帯からでも見れるとこに……。
- 172 名前:本当にあった怖い名無し mailto:age [2006/10/21(土) 19:52:59 ID:NDkOd6QI0]
- 全ての幕を閉じるSSを待つスレになりそうだな……
- 173 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/22(日) 10:07:16 ID:+xghg1La0]
- 穂
- 174 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/22(日) 11:23:25 ID:NS874z8RO]
- 久々に保守
- 175 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/23(月) 15:18:59 ID:IQOc7pAS0]
- 誰か今流行の「佐賀」でなんか小話を…
- 176 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/23(月) 22:12:58 ID:A1idZoxqO]
- ちょっと上げますよ
- 177 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/23(月) 23:38:59 ID:2t4IV6aP0]
- んじゃ、佐賀小話をひとつ。
又一郎、又一郎。ほれ、見てみ? むく鳥を捕まえたぞ。のろまなお主には無理じゃろう? 又一郎、又一郎。この家も随分人が減って寂しくなったのお。柱で爪を研いでも、怒るものもおらん。 又一郎、又一郎。ねずみが多いのは楽しいが、これでは荒れ屋ではないか。どうしたんじゃ、一体。 又一郎、又一郎。何ゆえお主は泣いておる。「くちおしい」とはなんぞや。……泣かんでくれ、なあ、又一郎。 又一郎、又一郎。ふん……まだお城から帰ってこんのか。さても要領の悪い男じゃの。 又一郎、又一郎。 又一郎。 またいちろう。 なあ……どこ、いった? 母者はお主が心配で臥せってしもうたぞ。 用人どももおらんようになって、世話もままならん。はよ、帰ってこい。
- 178 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/23(月) 23:39:36 ID:2t4IV6aP0]
- あ……又一郎の、匂いじゃ。
なんじゃあ、お城に居ったのかや……あの阿呆め。 使いくらい寄越せばよかろうに……。 又一郎、又一郎。…………………………………………お主、井戸の底なぞで何をしとる? 又一郎、又一郎。帰ろう、家に帰ろう? なあ、そんな水底じゃあ寒かろ? 又一郎、又一郎。帰ろう。早く帰ろう。それでな、お主にな、撫でて欲しいんじゃ。 又一郎、又一郎。にゃあ、みゃあ、みゃああああ、みゃあああああああああああん。 …………みゃあ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 やがて佐賀藩主鍋島光茂の元に、お豊と名乗る正体不明の美女が愛妾として召抱えられることとなる。 世に言う「鍋島の猫騒動」の起こりであった。 ほぼ適当に佐賀ネタを書いてみた。佐賀の人ごめん。
- 179 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 06:47:23 ID:urgBuJjOO]
- 猫又タン、カワイソス
(つд`)
- 180 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/24(火) 09:45:58 ID:rUbjbLqvO]
- ちょいと泣きそうになった
- 181 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 09:51:46 ID:mIiJ0LuDO]
- 飼い猫視点の話?
つまり飼い主はすでに井戸の底で死んでたの?
- 182 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 11:28:00 ID:Dd95uFWu0]
- 95 名前: 水先案名無い人 投稿日: 2006/10/23(月) 00:56:33 ID:Pj78fhmo0
さ、最初の一文字を二回言って、最後にだからをつければツンデレになるんだから! 96 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2006/10/23(月) 08:58:08 ID:iSaY43mi0 こ、子宝!
- 183 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 12:19:22 ID:NuhTnFnXO]
- フイタw
- 184 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 12:48:02 ID:urgBuJjOO]
- 千葉県「おい見ろよ、滋賀県がきたぜ」
兵庫県「相変わらず地味で見苦しい事、目障りですわ!」 神奈川県「マジウゼー!ヤッちまう?ヤッちまうべ?」 長崎県「いいわね、ちょっとシメてやりましょ」 神奈川県「ヘイヘイヘイ!そこのファック県よぉ、何見てんだよ?あ?」 滋賀県「え…、み、見てないですよ」 兵庫県「嘘おっしゃい!さっきからメンチ切ってたのは分かってますのよ!」 千葉県「ムカつくんだよ、お前。政令指定都市も名産もねーくせにいっちょまえに県面しやがって…」 滋賀県「そ、そんなぁ…ひ、ヒドイよぅ、はぅぅ」 神奈川県「うわ、こいつマジにイラつかね?も、いいよボコにしよーぜ」 長崎県「そうね、さっさと殺って埋めちゃいましょ」 滋賀県「や…やだよぅ…イヤ!近づかないで!」 千葉県「ヘヘヘ、お前もさいたま市みたくひん剥いて、しが市にしてやるぜ」
- 185 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 13:01:51 ID:urgBuJjOO]
- 滋賀県「イヤ!イヤぁ!」
兵庫県「クスクス…田舎県をイジめるのはたまりませんわ」 佐賀県「ちょっと!あんた達なにやってんのよ!」 神奈川県「あぁ!?おめーにゃかんけーねーよ!」 佐賀県「弱い県イジメなんて恥ずかしくないの!?」 千葉県「おい、コイツからヤッちゃおうぜ?」 長崎県「そうね、生意気だわ」 タイガー、タイガー、タイガー 兵庫県「きゃあぁぁ!」 神奈川県「こ、この野郎!」 タイガーアパカッ!タイガーアパカッ!タイガーアパカッ! 神奈川県「ぐわぁ!」 長崎県「逃げたほうが良さそうね」 千葉県「おぼえてやがれ!」 滋賀県「あ、ありがとう佐賀ちゃん」 佐賀県「ふ、ふん!別にあんたを助けた訳じゃないんだからね! 弱い県イジめするような奴らは許せないってだけなんだから! か、勘違いしないでよね!」
- 186 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 13:12:44 ID:7xW0rQcq0]
- 仕事中に吹いたw
お前真剣にバカだろwwwww
- 187 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 13:17:48 ID:Dd95uFWu0]
- ああ、サガットだからかwww
- 188 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/24(火) 14:46:33 ID:rUbjbLqvO]
- >>184それはここでやるべきことなのか?まぁ笑ったがな
- 189 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 14:51:49 ID:urgBuJjOO]
- >>188
>>175
- 190 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 16:12:59 ID:LOq/WSii0]
- クーデレってやつか…
- 191 名前:175 mailto:sage [2006/10/24(火) 19:02:20 ID:d0MWM6XSO]
- いまは反省している
- 192 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/24(火) 20:24:54 ID:lMmmr/Cj0]
- 185
其れ、新ジャンル「都道府県」だろ、唯の。
- 193 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/24(火) 21:13:19 ID:ORAeahoY0]
- 暴走してしまうのはネタ師のサガだな。
- 194 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/25(水) 00:46:51 ID:3rvcAcmtO]
- 誰うま
- 195 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/25(水) 08:08:47 ID:uWLbqyXW0]
- ほ
- 196 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/25(水) 19:54:49 ID:DC3ab7gF0]
- ageるな危険
- 197 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:04:56 ID:1WCV1+U60]
- 月曜日の朝。
しかし曜日など関係無くいつもと同じ朝。土日は除く。 いつもの様に起き、朝食をとり、高校へ行く準備をし、家を出る。 最初の目的地、駅までの約100メートル。 その道のりで視界に入るおなじみの通行人A、B、C、D。 うむ、いつもとなんら変わり無し。結構結構。 まあ…少しくらい変わり有りでも悪い気はしないが。 等と考えていると、本当に少しくらいの変化があった。 駅前広場の椅子に通行人Eが座っていた。 いや、座ってるんだから「通行人」は違うか?まあ、それは置いといて。 俺はその座っている女・通行人Eの横を通り過ぎる際、ちらっと彼女の方を見た。 目が合った。 他人と目が合った時サッと目をそらすのは可笑しい反応ではないと思う。 俺もそうしてそのまま駅に入った。しかし、俺は背中に視線を感じたままだった。 そのとき俺はその視線は少し異質な感じがした……様な気がする。 さて、いつもと同じ学校生活が終了し、帰路につく。 我ながら一行で説明が終了するその活動内容に呆れつつ、着きましたるは駅前広場。 そこのベンチには彼女がいた。まだ、いた。 いや、あれからずっとここにいたのか、今たまたまここにいるだけなのかは判らんが。 それにしても…あの、ちょっとガン見にも程がありますよEさん? 異質な感じ云々抜きにして怖すぎますから。 しかしそんなことは関係ない。俺は帰宅を遂行するだけだ。 若干早歩きめになった。だって怖えーんだもん。 しかしそれは無駄に終わる。
- 198 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:05:47 ID:1WCV1+U60]
- 「ちょっと、きみ」
ビクッとしたね、もう。だから怖えーんだって! 「えっと……俺…?」 Eさん頷く。 「ですよねやっぱり…」 Eさんが自分の隣をポンポンと叩く。 その意味をあまり理解したくはないがしてしまったのでご愁傷様。 俺は恐る恐る彼女の隣に腰掛けた。 「私が見えるのよね?」 「……………は?」 おっと、俺の連続三点リーダ記録を更新しましたよEさんオメデトウ。 んで、……………は? 「うん、いい間抜け面ね。気に入った。きみ、あたしの話し相手になりなさい」 「……」 俺は後何個三点リーダを並べるべきか考えていた。 「話し相手になれって言ってんだからなんか話しなさいよ」 「…俺が疑問に思ってるであろう箇所はスルーですか?」 「んへ?えーっと…ああ、あたし幽霊ですから」 …電波さんですか?Eさんは電波さんなんですか? 「…今すっごい失礼なこと考えてるね?」 そう言うや否や、Eさんの拳が俺のみぞおち───を貫通した?…あれ、なにこれ。 「祟るわよ?」 三点リーダ10個分位停止した気がするが省略。余計長くなったのはご愛嬌。
- 199 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:07:33 ID:1WCV1+U60]
- 「マ…まままママまマジなんですか?」
「残念ながらマジよ。まあ、物に触れる触れないは自由なんだけど」 「そ、そうなんですか」 「じゃなきゃあたし今空気椅子状態じゃないの」 「あーなるほどー」 声も棒読み気味になるってもんだ。で、俺はどうするべきだ?つーかどうされるんだ? 「あの、ですね」 「何よ」 「貴方は俺をどうするつもりですか?」 「は?さっき言ったじゃないの話し相手になれって。聞いてた?」 「それだけ…ですか?」 俺の感想はそんなに可笑しい物では無い筈だ。しかし… 「…そう、それだけ…」 急なトーンダウン。 あの感じだ。初めて目が合った時のあの異質な感じ。 声色から彼女が気落ちしているのは読み取れる。 だが、その目からはそれ以上の何か。見ているこっちがそれに飲まれそうなほど深い何か。 「…すみません」 それは恐らく、生者と死者、その途方も無い差への絶望。 彼女にとって人と会話するというのは、 「それだけ」で済まされるほど容易い事ではない筈だ。 「何謝っちゃってんの?バカ?」 そう言う彼女の声と目は既に元に戻っていた。切り替え早いなEさん。
- 200 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:08:36 ID:1WCV1+U60]
- 「そうですねバカですね」
「あれ、怒った?」 怒った、と言うより呆れるね。俺に。 「自分が見えるのか」って言われたんだから察しろよ。それくらい。 ……まてよ?まさか…まさかあぁぁぁ!! 「ん、どしたん?」 俺の顔色の変化に気がついたのであろうEさんの言葉を無視し、 俺はゆっくりと視線を周囲に向ける。 サッ ササッ そんな音が聞こえてきそうなぐらいの勢いで周囲の人間が俺から目を逸らす。 「やっちまいましたか…俺…」 両手で顔を覆う俺。ちょっと泣いてるかもしれない。 「あそっか。他の人から見たらあんたずっと独りごと言ってる変な人か」 「皆まで言わないで下さいぃ…」 もう言ってるけどね。俺の知り合いがこの現場を目撃しなかった事を切に願う。 「つかぬことを伺いますが」 「何よ」 「場所を変え「無理」そうですか…」 そんな気はしていたが。チクショーいい幽霊してますねー。 「…ねえ」 「はい?」 「別に嫌だったら無理して「お断りです」…え?」 むぅ、これじゃどっちの意味の返答か判り辛いな。即答は意外と難しい。 「あれだけビビらされて、恥かかされて、 そのまま帰ったんじゃ俺の敗北確定じゃないですか」 つーかなんでまたあの目になってるんですか。それは卑怯と言うものですよ。 それを見た上で帰るなんて恐ろしい事俺には無理です。 「そう?なら仕方ない。特別にここに居る事を許可しましょう!」 …もう戻ってら。あなた多重人格者ですか?
- 201 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:09:40 ID:1WCV1+U60]
- そー言う訳で、俺は毎日彼女の話し相手を勤める事に相成りました。
なんせ通学路上におられるので避けて通れない。別に避けるつもりは無いが。 実際、悪い気はしない。なかなか楽しい。…周りの目は気にしたら負けだ。うん。 しばらく経ったある日、いつものように彼女の隣に腰掛けて椅子に手をつこうとした際、 その手が彼女の手にかかった。 「あ、すいません」 手を退ける。幾分体重が掛かっていた。これは地味に痛いかもしれない。 しかし彼女は痛い、と言うより驚いた顔をしていた。 「…どうしました?」 彼女は暫らく手をみつめて、 「あたし、きみに触ろうとしてないんだけど…」 俺の手が彼女の手をすり抜けなかった事を言ってるらしい。 「そんなに驚く事ですか?…あ、もしかして俺があなたに触れるようになったとか」 彼女の肩に手を伸ばす。 すっすっ ……空振り。 「…っ!どこ触ってんのよ!」 「ごっ!」 俺の頬にグーが叩き込まれた。 肩じゃないですか肩。しかも触れてないじゃないですか。せめてパーでお願いします。 「どーせ触るったってこんなのばっかりだしいいじゃないですか別に…」 頬をさすりさすり答える。 いや、良くないか。俺は別にマゾじゃない。どうか触らない方向でひとつ。 「こんなのばっかりって…人を暴力女みたいに言わないでよ!」 咄嗟の反撃がグーな時点で結構暴力女ですよ。 それにノーマルに殴られた記憶も結構ある。ああ古傷が痛む。
- 202 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:12:26 ID:1WCV1+U60]
- すっすっ
彼女の手が俺の肩をすり抜ける。 「ちゃんとすり抜けてるじゃないですか。 さっき俺も触れなかったんだからなんて事ないですって。」 しかし彼女の耳には入っていないようだ。 ただ自分の手をみつめて何やら考え込んでいる。 「意識すればすり抜けるのよ…でも今までは無意識な時にすり抜けてた。 どうして意識しないとすり抜けられないの…?」 すっ ベンチを彼女の手がすり抜ける。 「…きみだけが…」 それが独り言なのか、俺に向けた言葉なのか、俺には解らなかった。 「じゃあ俺、そろそろ…」 時間的にも、空気的にも帰った方が良さそうだと判断し、俺は歩き出した。 背中に感じた視線に憶えがあるのはきっと気のせいだ。…じゃないと俺は帰れない。 次の日から彼女の様子がおかしくなった。 と言っても別に気分が悪そうとかそう言うことではない。 まあ死んでる人間に気分が悪いも糞もないと思うが。 ……どうも距離がある。元々そんなに大きくないベンチで無理に距離を取られている。 尻半分浮いてるんじゃないですか?落ちますよ? 「あのー」 「……」 「右ストレートの件なら気にしてませんから」 これはもちろんあのすり抜け騒動の反撃パンチのことであるが、 実際右ストレートだけで10発以上もらった記憶がある。まあ、どれも気にしていないが。 辛抱強いね、俺も。 「…どうでもいい」 ……痛い?なにこれ?今まで容赦ないパンチもらってきただろ。このくらい…
- 203 名前:目は口よりも mailto:sage [2006/10/26(木) 02:13:32 ID:1WCV1+U60]
- 「あの…」
「………」 反応無し。おお、見事に会話ができない。 「俺はお役御免ですかね?」 何言ってんだ俺。洒落になってないぞ。俺はそんなこと── 僅かに彼女が動いた。ゆっくりとこちらを向いた。 …あの目が有った。今回は多少距離があるが、それでもすぐ解る。 止めて下さい。その目で俺を見ないで下さい。俺、どうしたらいいんですか? 「きみさ…」 あの目のまま、彼女は切り出す。 「ホント、バカでしょ?こんなさ、暴力女の所に毎日毎日通ってさ…しかもあたしは…」 止めて下さい。その目でそれを言うのだけは。俺が死にたくなる。 「そんなさ…」 俺は無理矢理話し始めた。その先を聞きたくなかった。 「そんな…口で罵倒しながら目で引き止めるのって卑怯じゃないですか?」 「…じゃあさ、あたしの目がきみの言うそれじゃない時はどうして?」 「…あなたがそうしろと言った。そしたら意外と楽しかった。 俺とあなたの立場が逆だったら多分俺はあなたに居て欲しかった。それに…」 「……」 「俺は、今の立場でも、あなたに居て欲しい」 だから、その目を俺に見せないで下さい。 あなたに引き止められなくても俺、ここに居ますから。
- 204 名前:目は口よりも 終 mailto:sage [2006/10/26(木) 02:15:03 ID:1WCV1+U60]
- 「……」
「……」 「……」 「……」 「…っぶはーーーーっ!!クサっ!クサーーーっ!!」 「…流石に今回は切り替えるのに時間が掛かりましたね」 「さあ、何のことかしら?そんなことよりきみ顔真っ赤よ? こぉれは恥ずかしい!ハ・ズ・カ・シー!!」 「ほう、奇遇ですね。あなたも真っ赤ですよ?」 「え゛」 彼女の動きが止まる。 「もうあの目はナシですよ?」 「…うん」 もぞもぞ 「…近いです」 「そう?いつも通りでしょ?」 「そうですか?…そうですね。じゃあ、今日はそろそろ…明日もまた来ますから」 「いちいち言わなくても解ってるわよ」 「そうですよね。じゃあ、行きます」 「うん。バイバイ」
- 205 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/26(木) 03:30:35 ID:Z+MXFp1/O]
- 良かった
- 206 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/26(木) 05:54:51 ID:Oclb/8xCO]
- ああ、良かった
- 207 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/26(木) 08:14:18 ID:u0aDserbO]
- 良かった実に良かった
- 208 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/26(木) 12:20:13 ID:wsVYZ4wjO]
- ぐれぃと。
- 209 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/26(木) 16:25:43 ID:ugd9wVtE0]
- 暮維人。
- 210 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/27(金) 00:03:03 ID:yq5Sj5af0]
- 大暮維人
- 211 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/27(金) 09:18:38 ID:TZhJfaAeO]
- 頑駄無
- 212 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 00:03:43 ID:RTsCl7dc0]
- お前ら・・・・・VIPの「元気な憑依霊」でも見て来い・・・・
- 213 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 00:11:51 ID:5LcqqhTG0]
- VIPからきますた
是非とも来てくれ
- 214 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:12:58 ID:XyQEj3a20]
- 「来週の月曜日は何の日でしょーかっ!」
「平日」 「だったら聞くわけ無いでしょうが!もっと真面目に考えなさいよ!」 「………」 「真面目に考えた結果」 「うんうん」 「お前がここに来た日」 「…どう考えてもまだ三ヶ月しか経ってないんだけど…」 まあそんなとこだな。そうかもう三ヶ月か… 「解ってるよ。誕生日だってんだろ?」 うんざりするほど聞かされたからな。 「そうそれ!解ってるじゃないの照れちゃってもー。 さあ私を崇めなさい称えなさい敬いなさい媚び諂いなさい!」 俺は他人の誕生日に照れるような妙な性癖は持ち合わせていない。 しかも何だその二行目。何処の国の誕生日だよ。つーかまだ誕生日迎えてないだろ。 いやいやそれ以前に 「死んでる奴が誕生日祝うってどういうことだよ」 そう、俺の目の前で異国の文化を語るこの半透明女は既にお亡くなりになっておられます。 「何よなんか問題ある?私がこの世に生を受けてからむにゃむにゃ年経ったという 歴史的事実には何の支障もないわ!」 むにゃむにゃ年ってなんだよ。いいだろ別に身体はもう年食わねーんだし。 「なーにが歴史的だ。俺にしか見えねえくせに」 「だからこうしてここに居てあげてるんじゃない。私を見ることができるなんて、 何て幸せな奴なのかしら。…もっといい男だったらよかったのに」 「間食抜きにすんぞコラ」 て言うか幽霊が食事すんなよ。金がかかるんだよ。泣くぞ。
- 215 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:13:51 ID:XyQEj3a20]
- 「じょ、冗談よ。全くすぐムキになるんだから。ほんとガキよね」
フォローの直後にまた貶す意味を教えてくれ。間食抜き賛成ってことか? 「じゃあ来週の月曜日期待してるわよー。おやすみー」 「あんまり期待しなくていいぞー」 …ちなみに今日は土曜日。つまり来週の月曜日ってのは二日後だ。 今の時刻を考えれば明日といってもいい。さて、どうするかね誕生日。とりあえず就寝。 誕生日前日。日曜日。 起床&時刻確認。 11時…こんな時間まで眠れたのはどのくらいぶりだろうか。 もともと俺の休日はいつもこんなものだったのだが、 あいつが来てからと言うもの朝っぱらから騒々しくてとても寝てられない。 早起きなのは勝手だが、そのまま俺に特攻するのは勝手じゃない。 朝ぐらい静かにしてくれ。で、そのあいつだが。 「んぁ、おはよう…ふぁ〜」 目をこすりこすり、あくびをしながら登場。 どう見ても今起きたばかり。その上寝足りないといった感じだ。 「珍しいな。お前がこんな時間まで寝てるなんて… もしかしてお前、誕生日が楽しみで眠れなかったとか?」 「…そんなんじゃないわよ。うっさいわね…こっちにだって準備があんのよ」 声にまで眠気たっぷりだな。祝われる側に何の準備があるんだ? 「そんな夜更かししなくても朝になってから準備すりゃいいだろ」 「まだ見られるわけにはいかないの」 「ふーん…じゃあ、俺ちょっと出るから。腹減ったら勝手になんか食っといて」 「いってらっしゃーい…」
- 216 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:14:38 ID:XyQEj3a20]
- 「誕生日プレゼントねぇ…」
俺は歩きながら考えていた。あいつ食い物以外に欲しい物なんてあるのかね? うーむ…やっぱアクセサリー類?かね? あれでも一応女だしまるっきりハズレって事も無い筈…だよな? 疑問符が多すぎて自分でも不安だが、他に何も浮かばないので取り合えず買いに行く。 「むぅ…多いな…」 なんせ俺は普段こういう店とは縁が無い。どれを買えばいいのやら。 あいつの好みが解らん以上、下手に飾りが付いてる物よりシンプルな物の方がいい。 そう考えた俺はベスト・オブ・シンプルなペンダントを購入。 …安上がりで済ませようとしたわけでは断じてない。ないぞ。ないったら。 学生がバイトで稼いだ額の限界なんてこんなもんさ。泣けるね。 さて、プレゼントは買った。 あと準備する物と言えばケーキ、その他食い物、飲み物と言ったところだが、 これは当日の学校帰りにでも買えばいいだろう。買い置きなんてしたところで あいつが平らげるに決ってるからな。じゃあ適当に昼飯食って帰るか。 「ただいまー」 「おかえりーっ!」 ドタドタドタッ! あいつが凄い勢いでお出迎え。なんだ、熱烈歓迎か?中々いい気分ではないか。 「おやつっ!」 そうか、三時なのだな。そんなこったろうと思ったよ。がっかりなんかしてないぞ。 「残念ながらそのようなものは俺の手荷物の中には含まれておりません。」 期待に満ちたスンバラシイ笑顔が見る見る引きつる。 「昨日言っただろ?間食は抜きだ、と」 「あれ本気だったの!?ハァ…ほんっとガキなんだから…」 その一言がなけりゃたぶんお前はおやつにありつけてたと思うぞ。 まあ、おやつ代はこのプレゼント、あと明日買う予定の諸々に使われたと思ってくれ。 どうせ納得しないだろうから口には出さんが。
- 217 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:15:11 ID:XyQEj3a20]
- 「なんだ、今日はやけに大人しいな。あれか、嵐の前の静けさって奴か」
「だれが嵐よ失礼ね。別に誕生日がどうこうって訳じゃないわよ」 「じゃああれか。間食抜きがそんなに堪えたか」 「あんたと違ってガキじゃないから」 「はいはい」 この日はこれっきり。寝に入るまで黙り込んだまま。 静かな日もたまにはいいが明日この反動が来ると思うと今から疲れる。とっとと寝よ。 誕生日当日。月曜日。 起床&時刻確認。 7時半。あいつはまだ寝ているのだろうか? まあ、寝てるならわざわざ起こす必要もあるまい。 適当に朝食を済まし、俺は学校へ向かった。 さて放課後。ケーキその他諸々を買い、家に帰る。 あいつプレゼント探し出して勝手に開けたりしてないだろうな。持って来りゃよかった。 俺のそんな心配は無意味だった。 「居ないのか…?」 そう言えばなんか準備があるとか言ってたよな。たぶんそれ関係だろう。 ケーキと飲み物を冷蔵庫に入れ、テーブルにつく。 テーブルの上に何やら手紙があった。 「あいつが書いたのかこれ?」 俺とあいつしかいないこの家でそうじゃなかったら問題だが。 読んで…いいんだよな?読むよ?
- 218 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:15:56 ID:XyQEj3a20]
- 2006年10月15日 (日)
あーもう色々考えてたら日付変わっちゃった。とりあえず、書く気 があるうちに書いてしまいます。あんたがこれを読んでるって事 は私はやっぱり最後まで面と向かっては言えなかったんだろうね。 明日は私がこの世に生を受けて18年目を祝う日であり、同時に 今の私の一回目の誕生日でもあります。二つも祝い事がある日 なんだから頑張れると思ったんだけど、やっぱ駄目だった?情け ないね私。 好きです。 たったこれだけなんだよね文字にしちゃうと。ごめんね手間取らせ ちゃって。 …なんだこのこっ恥ずかしい手紙は。 あれか、どっかで俺のこと見てて反応見て楽しんでるのか? …やっぱ居ないよな。じゃあもう一枚あるしそっちを…
- 219 名前:お誕生会 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:16:46 ID:XyQEj3a20]
- 2006年10月15日 (日)
一気に両方書くのは辛いけど、ここまできたら引き返せないので 書きます。一枚目の手紙で気付いたかもしれないけど、私は去 年の誕生日、2005年10月16日に事故で死んでしまいました。 あんたに出会ったのはそれから9ヵ月後です。この3ヶ月間、と ても楽しかった。本当にありがとう。あんたがこれを読んでる今、 私はそこにいないでしょ?そういうこと。人が幽霊としてこの世に 残れるのは一年きっかりなのよ。できればあんたが学校から帰っ てくるまでなんとか留まりたいけど、これを読んでるってことは駄 目だったってことなんだよね。学校に行かないでって、それすら 言えなかったんだね。どうでもいい言葉は無意識にでも出てくる のに、どうしてだろうね?もっと早く会えたらよかったのに。死ん ですぐ、できれば生きてる内に。好きだなんて書いた後にこれは ないよね。ほんとにゴメン。 …なんだよこれ?嘘だろ?どっかから見てんだろ? 「おい!!出て来いよ!!洒落になってねえんだよ!!こんな…!こんな… 返事する暇も無いじゃんかよ…これじゃ…」
- 220 名前:お誕生会 終 mailto:sage [2006/10/28(土) 01:17:44 ID:XyQEj3a20]
- 「じゃあ、返事する暇あげる」
「……!おま…」 「始めよっか。誕生会」 「お前…くそっ。かっこ悪い…完璧に嵌められてやんの、俺」 「これ、いいの?」 「いいも何もお前宛のプレゼントだっつの」 「ありがとう…絶対、大事にするから」 「そんな安物でよけりゃ…まあ、半年に一回は買ってやるよ」 「ふふ…無理しなさんなって。それでその…返事は?」 「ああ…俺もおまえの事、好きだよ」 「……ありがとう。ほんとに、ありがとう…」 「お、おいおい泣くほどの事じゃ「ごめんね」…え?」 「このペンダント、絶対大事にするから」 「お前、消えて…おい!あれ、嘘だったんだろ!?」 「なんとか返事が聞けるまで頑張れたけど…もう… あの、ほんとに、大好きだから!絶対、忘れないから!」 「嘘だって言えよ!どうにもなんないのかよ! ……俺だって忘れるもんか!忘れられる訳ねえだろ!好きな奴とこんな別れ方して、 どうやって忘れろっつうんだよ!」 「ありがとう…またね」 …あいつと、あいつのペンダントは消えてしまった。 あいつは最後にまたね、って言ってた。 ああ、探し出してやろうじゃないか。簡単さ。 死んだ後にあの世であのペンダント付けたやつを探せばいい。 見つけ出したら毎年祝ってやるさ。なんたって歴史的事実だからな。 それまで間食抜きなのは我慢しろよ?
- 221 名前:本当にあった怖い名無し [2006/10/28(土) 01:51:42 ID:muj+jdaqO]
- ええ話や、思わず涙が
- 222 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 02:04:13 ID:2sXCNWCd0]
- 長ぇから読む気しない。
- 223 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 02:13:39 ID:I8qfGxxL0]
- >>222
今、お前は、ちょっとだけ損をした。 あ、いや、かなりかも……もしかしたら、すごくかも
- 224 名前:母 mailto:長くないのどうぞ [2006/10/28(土) 21:51:03 ID:XyQEj3a20]
- 「ぼく、何してるの?」
「さかあがりのれんしゅうだよ。きょうね、ともだちにみせてもらって、 すごかったんだよ!だからぼくもできるようになって、おかあさんにみせてあげるの。」 「お母さんのこと、好き?」 「うん!やさしいし、おりょうりじょうずだし、 むかえにくるのがちょっとおそいけど…だいすきだよ!」 「そう。お母さんのこと、大事にするんだよ?…ほら、来たみたい」 「あ、ほんとだ!…ねえねえ、おねえちゃん、となりのがっこうのひと?」 「私は…」 「誰と話してたの?」 「しらないおねえちゃん。でも、すっごくやさしいひとだったよ。 ぼくよりとしうえだけど、もうすぐとししたになるっていってた」 「…何かのなぞなぞ?…仲良くするのよ。今度、お母さんも会いたいな」 「うん!」 「また、ここに通う事になるのかもね…私もそろそろ行かないと」 母さん。大好きな母さん。私には時間が無くてあまりお礼とか出来なかったけど… 今度は、大丈夫だから。絶対、あんなに悲しませる様な事にはならないから。 だから、次の私にも同じくらい優しくしてあげて下さい。
- 225 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 22:33:54 ID:HwcyPLfL0]
- >>224
すごい文章力あるな。gj
- 226 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/28(土) 22:47:15 ID:G/RbsDJ60]
- >>224
二階読み返すまで、わからんかった・・・
- 227 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/29(日) 01:27:40 ID:fDv4wDk60]
- 何度でも読めばいいさ
- 228 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/29(日) 12:22:12 ID:1MIl3puSO]
- ああ、それだけの価値がある
- 229 名前:その行為は誰の為 [2006/10/29(日) 22:38:37 ID:2xSLFk6z0]
- 「…そろそろ、帰らないとな…」
俺の隣の席に、あいつの変わりに花瓶が陣取るようになった日から一週間経つ。 珍しくあいつが欠席した。それだけの筈だった日。 担任が入ってきて日直の「起立、礼」を待たずに喋り始めた時、 その日は「それだけ」では済まされない日になった。 その日から俺は、 「誰よりも早く来て花瓶の水を替え、誰よりも遅くまで残って花瓶を眺める係」になった。 発案・命名 俺。 クラスメイトが心配してか、帰りがけに声をかけてくれる事もあった。 その度、自分がしている事がおかしい事を思い知らされる。 以前、親父がこんなこと言っていた。 「葬式なんてのはな、死んだ奴のためにするもんじゃねえ。 残された奴が踏ん切りつけるためにやるもんだ」 …俺だって解ってるよ。あいつはもう死んだんだ。 こんなこと続けてたってあいつは帰ってなんか来やしない。 ましてや俺の想いが伝わるなんてこと… お笑いだよな。踏ん切りつけるための行為に固執してるんだから。意味ねーっつーの。 だから、これが最後だ。 最後は豪華に、お供え物付き。そのお供え物とは…手紙だ。自分でも恥ずかしいが。 この手紙には、昔っから顔を合わせればケンカばっかりしてたこと。 そんな俺らが同じクラス、しかも隣同士の席になって先行き不安になったこと。 その不安が的中したこと。 口ではいつも負けてたけど、成績でちょっと勝ってたからドローであること。 あと、俺が随分前からあいつの事を好きだったこと。 …等等が俺特有の汚い字でびっしり綴ってある。 一見呪いの手紙に見えてしまうのはアレだが、とにかくこの手紙を「お供え」して、 明日の朝回収する。それが俺なりの踏ん切りのつけかた。 花瓶の下に手紙を挟んで、帰宅…おっと、窓閉めとかないとな。では、改めて帰宅。
- 230 名前:その行為は誰の為 終 [2006/10/29(日) 22:40:05 ID:2xSLFk6z0]
- 翌日、いつも通り一番に教室に到着した俺は手紙の無事を確認した。
正直、誰かに読まれたらと思いヒヤヒヤしていたが、どうやらその心配は無さそうだ。 早速回収だ。俺は右手を手紙に伸ばした。 ――風が吹いた。そう思った。しかし、俺はまだ窓を開けていない。 何か、空気の塊のようなものが俺の体の前面に触れている。 伸ばした右腕の脇と、左肩から細い塊が背中まで回っている。 右肩の上にも塊が乗っかっている。 それが何かをはっきりと理解するよりも早く、俺は涙を流していた。 俺は、姿勢をその塊と同じであろう形にした。 「ずっと、ここにいたのか?」 肩の上の塊が、縦に動く。 「そうか…毎日、みっともないとこ見せちまったな」 肩の上の塊が、横に動く。 「…手紙、読んだのか?」 肩の上の塊が、縦に動く。 「伝えたい事は、あれで全部だけど…またと無い機会みたいだから、ちゃんと言っとくよ」 「俺、おまえが好きだ」 肩の上の塊が、離れた。そして、俺の口に何かが重なった。 「…俺、もう大丈夫だから。みっともないマネは二度としない。 忘れるって意味じゃないぞ?くよくよしないって事」 多分、あの肩の上の塊は縦に動いたと思う。 そして、俺に触れていたものはフッと消えてしまった。 人が集まってきて、それぞれが自分の席につく。 あいつが居なくなって広くなった空間が、更に広くなった気がした 「ほんとにずっと、居てくれてたんだな」 朝の水替えは今でも続けている。けど、放課後に花瓶を眺めるのは止めにした。 それがあいつとの約束だから。
- 231 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/29(日) 23:42:34 ID:rpGDgmNQ0]
- もう6スレ目
急成長を遂げたスレですね
- 232 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/30(月) 10:15:06 ID:0JwgsO56O]
- 書いてみませんか?
- 233 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/30(月) 12:26:38 ID:h8J1Vidp0]
- 現在VIPに遠征中
- 234 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/30(月) 13:14:47 ID:iKhxRztC0]
- くそう、泣いた
- 235 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/30(月) 18:19:13 ID:Du+rg6an0]
- ええ話や…
- 236 名前:馬と鹿 [2006/10/31(火) 00:50:26 ID:CPbXjUhz0]
- 眠る事が、恐ろしくてたまらない。
目が覚めた時、そこがこの世である保障など全く無い。 ここは病院の一室。目の前には抜け殻の私。 その抜け殻に毎日会いに来るあいつ。 私が寝ているのをいい事に、恥ずかしい台詞を並べ立てるあいつ。 残念だけど、全部丸聞こえだから。 …なんでもっと早く言ってくれないの? 聞こえているのに、今の私には返事を伝える事が出来ない。それがどんなに辛い事か。 そう言う事は、返事が出来る時に言いなさいよ。バカ。 あいつが帰って、私は私と二人きりになる。 …バカ、だって。おかしいよね。それはあんたも同じじゃない。 どうして、伝えられる時に伝えなかったの? あんたがあいつをどう想ってるか、私は全部知ってるのよ? あんたも、あいつも、こんなことにならないと素直になれないの? …私の身にもなってよ。 この一人だか二人だか解らない夜を経て、あの時間がやってくる。 いやだ。怖い。眠りたくない。まだ、私は… 目が覚めると、すぐ隣から私の名前を呼ぶ声がした。 あいつがこっちを向いている。 あれ?…私が見えてるの? 状況を把握するより早く、あいつが私に抱きついていた。 そうか、私はようやく、一人の私になったんだ。 私は一言呟いた。 「バカ」
- 237 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/31(火) 13:38:05 ID:ymtNnCoG0]
- 素で「うぉおぉおおん」とか呻いてしまった。つまりはGJ
- 238 名前:いつの間に読んでやがった [2006/10/31(火) 16:53:07 ID:CPbXjUhz0]
- 「わたしの……プリンは………?」
「く………食っちまった………よ」 「ふは……ふはははあはははは……なんだ?こいつ あはっあははははははははは…………ふん!」 ブンッ パシッ 「ぬおおおおおおお」 ブンブンブンブンッ パシパシパシパシッ 「たとえ男女の体格差があるとしても正拳の連打を真正面から受けるのはかなり危険だ。 だからこうして斜めの角度ではじく」 「ぬうう!ばかにしおって!!」 一瞬身を引いて力を溜める。無駄だ。多少威力を上げた所でこの右腕ではじくのみ。 ボン 「しまっ…」 奴の拳が右腕をすり抜ける。そのまま俺の顔めがけて… ドゴッ 「ぐあっ!!」 …俺はどうやら伸びていたようだ。 「ちょっと!あそこは避ける場面でしょ!?なんではじこうとしてるのよ!」 「今回はおまえの幽霊属性の前に多少ながら不覚をとった」 「解った解ったもういいわよそれは…代わりのプリン、買ってきて」 「……」 「な、なんならついていってあげてもいいけど…」 「ああ、そうしてくれ。しばらく真っ直ぐ歩けそうに無い」 「ご、ごめんって…」
- 239 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/10/31(火) 16:56:02 ID:rxA6piVyO]
- 寄生獣ネタktkr
- 240 名前:探し物 [2006/11/01(水) 04:21:21 ID:C5veC+CR0]
- 気が付くと、そこにはいつもの風景。
もう見納めだと思っていたいつもの風景。 「この世に未練なんて…無いと思ってたんだけどな…」 私は死んだ。それははっきりと解る。これからどうしようか? …とりあえず、適当に歩き回ってみようかな… やはり私は、人からは見えないようだ。 今の時間は通勤や通学でかなり人が多い。 その人の流れに逆らう私を、誰一人避けようとしないのだ。 もっとも、すり抜けるから避けなくてもいいのだが。 その人ごみの中で、ベンチに座っている男の子に目がとまった。 私はなぜだかすぐに理解した。この子も私と同じだと言う事を。 どうやらあちらも私に気付いているようだ。 「おはようございます。あなた、成りたての方ですね?」 …少し、戸惑った。いきなり話し掛けられた事もあるが、それよりも 見た目に似つかわしくないそのしっかりした話し方に。 「…何故、私が成りたてだと?」 ついついこちらの口調もそれ相応になる。 「以前お見受けした時はまだ生きておられたようなので。」 確かにこの道は私も通学路として利用していた。 この時間にここにいるなら私を見ていても不思議は無い。 「…おっと、口調についてはお気になさらず。ぼくは見た目よりも高齢ですので」 その言葉が意味する事は、すぐに解った。 「…失礼かもしれませんが、どのくらい…?」 「30年…になりますかね。正に未練がましい、というやつですか」 彼はそう言うと、少し笑って見せた。 未練。その言葉を聞いて、私はどうしても言いたくなった。 「私、どうしてまだここに居るんでしょうか?未練なんか、無い筈なのに…」 この年で未練が無い、なんて言ってしまえば、彼はすぐに気付くだろう。 そう、私は、自分で…
- 241 名前:探し物 終 [2006/11/01(水) 04:22:43 ID:C5veC+CR0]
- 「…それは、あなたが自分で探すしかありません。ただ、これだけは知っておいて下さい。
未練が無い人など、存在しません。たとえどんなに満たされた人生を送ったとしても、 です。人間っていうのは中々欲深い生き物ですからね。それに、 もし欲の無い人が居たとしても…よく言いますよね?人は独りでは生きられないと。 それが未練になります。他者との繋がり…それが良い繋がりにしろ、悪い繋がりにしろ、 心に残るものなのです」 私は、何も言えなかった。 だから、苦し紛れに一つ、質問をした。 「あなたの未練は何なんですか?」と。 彼は、少し困った顔をした。少し間をおいて、答えた。 「…もっと、生きていたかったんです」と。 …ここから今すぐ逃げ出したくなった。 しかしそれは叶わなかった。足が、いや、身動き一つできない。 私はどうしてあんなことをしてしまったのだろう。 生きていたいなんて、当たり前のことではないか。 他者との関わりから目を逸らし、生きていたいという最低限の望みすら無視し、 何もかもから自分を騙して、私は私を殺してしまった。 「…後悔しているのですね?」 私は頷く。 「それが解れば、まずは一歩前進です。なに、あせらなくても 時間はいくらでもありますよ。なんたって30年目のぼくが言うんですから」 「そうですね。…色々と、有難うございました。 まだ、何が未練なのかはっきりとは解らないけど…絶対に、見つけ出して見せますから」 「ええ、頑張ってください。それでは、またいつか」 「はい」
- 242 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/11/01(水) 13:26:44 ID:XOO8W0JMO]
- 嫌いじゃないんだが、ツンもデレもない気がする
- 243 名前:本当にあった怖い名無し [2006/11/01(水) 20:21:52 ID:SzdBhOxP0]
- ツンデレと霊がかかったスレタイというわけだな。
- 244 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/11/01(水) 22:07:29 ID:zsPqv85vO]
- べ・・別に怨んでる訳なんかじゃないんだからね!
- 245 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/11/02(木) 00:18:59 ID:BlQx/sPBO]
- 恋人の真純が死んでもう二ヵ月になる。
いまだに俺は立ち直れず、毎日ぼんやり過ごしていた。 そんなある日、携帯に着信が入る。 ―馬鹿な!こんな事が… 着信表示は真純の番号だった。 俺は慌てて通話ボタンを押した。 「何よヘタレ!いつまでもウジウジウジして! しつこいのよ!しつこいの! あんまりしつこいと自慢のアンデス空手でプチころしてやるんだから! だってもダンテもないのよこのデビル野郎! あんたの靴の裏で叩き潰したゴキブリみたいな顔なんか見たくないし 靴の裏でゴキブリを叩き潰した音みたいなあんたの声も聞きたくないの! 黙って!黙ってよこのフニャチン! 私の言いたい事はただ一つ、あんたみたいなケツの穴ファシストは大ッ嫌いってことよ! 変わった?そうよ私は変わったの! 未知の宇宙エネルギー、マグネトライトロンの聖光を浴びて超越浄土世界への扉をくぐる資格を得たのが二回前の仏滅のことよ! そら変わるっちゅーねん! そうよ私はさそり座の女になったの!いい、わかった? わかったならいつまでもウジウジしてないでしゃきっとしなさい! さもないとあんたの自慢のケツの穴に炭酸浣腸ぶちこんでやるんだから! ふぁっきゅーめーん!」 強く生きようと思った。
- 246 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2006/11/02(木) 00:39:39 ID:i9Kw12IU0]
- >>245
自分でやってて面白いか?
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