- 524 名前:ほんのり話1/2 [05/01/09 06:27:53 ID:5+b8dqx+]
- さっきあった出来事なのですが。
飲んだ帰りに、友達に車で家の駅の近くまで送ってもらいました。 私が車から降りると、道の前の方の暗がりに男の人が歩いていて、 ちょっとこっちを振り返ったんです。 私はそこでなんだか嫌な感じを感じたのですが、その男の人はすぐ前の 駅の構内へ入っていったので電車に乗る人なんだな、と思いました。 しかし、なぜかその男の人の影は駅のこちらの死角になっている壁の所に 立ったままでした。 しかし、暗くて良く分からないのに、なぜかその男の人の影はこちらの様子を伺っているような 妙な気配を感じたので、考え過ぎとは思いつつも私はその駅の前を通るのはやめて 手前の横断歩道をちょっと小走りで渡って反対側の歩道を少し走って距離を取りました。 すると、なぜかその男の人は駅から出てきて横断歩道を同じように小走りで渡り、 こちらの歩道を歩いてきたのです。 自販機の影に隠れるようにして歩いてきます。 私は急にものすごく嫌な予感を感じて立ち止まりました。 道の反対側には派出所があって、ちょうどその時は警察官の人が一人立っていて、 車に乗り込んだところだったので、そこから見える位置に私は立ち止まりました。 そして思いきって振り返って歩いてくる男の顔をマジマジと見ました。 その男は土木作業員風の格好で、私と目が合うとそのまま横を通り過ぎました。
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