- 717 名前:おかん [02/09/05 12:36]
- 彼がぐったりしてしまったので、私は大丈夫?と呼びかけたのですが全然
返事がありません。すごく痛くて返事するのもかったるいのかと思い、 私は彼のだらんと投げ出された右手を、空いている左手でそっと握りました。 すると・・・ いきなり彼が私の左手首を恐ろしく強い力で掴んできたんです! 一瞬何がなんだか理解できませんでした。そのとき丁度信号に引っ掛かったので 彼の方を見ると今までに見たことの無い、怨みに満ちた表情でこっちを睨みつけています。 信号が青に変わりました。私は思考が停止状態のまま車を発進させました。 すると今度は低い唸り声を発しながら左手を私の握るハンドルに伸ばしてきます。 もしかして事故らせようとしてる?道路は3車線。私はその真ん中を走っているんです。 信号を抜けたばかりで周りには車が多い。もし今思いきりハンドルをきったりしたら・・・ ・・・大事故になるのは必然的です。 彼の手がハンドルに届く刹那、私は掴まれている左手を振り払い彼の頬を思いきり 引っ叩き、目を覚ませ!!と怒鳴りつけました。すると彼はハッとし、なにするんだ!と 頬を押さえ私を涙目で見つめてきます。正気に戻ってくれた?と聞くと(゚д゚)ハア? といったリアクションをとってるので今までのいきさつを話すと、頭痛がしてからの 記憶がまったく無いとのことでした。・・・そのとき。運転している私の後ろの方から ヴヴヴヴヴ・・・という篭った感じの男の声がはっきりと聞こえたんです。 それから間もなく無事に西○に到着しました。その後は何もおかしな事は起き ませんでした。彼とはその数ヶ月後に別れました。その後の彼は不幸続きでとても 苦労しているようだと、共通の友人から聞いています。 以上、これでおしまいです。おそまつ。
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