- 245 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2009/09/13(日) 20:15:10 ID:eKrCZXCC0]
- 初投稿
私には歳の離れた兄がいまして、兄は大手運送会社で役職職は所長ということで 日々忙しい毎日を送っているそうなんですが、先日奇妙なことがあったと話してくれました 大きな支店なので毎日たくさんの業者さんが行き交うそうです、そのうちの一人の運転手さんがある日 高速道路で巻き込み事故を起こしてしまい一人殺してしまった 場所は中央道の伊那から飯田にかけてのカーブ、高速では珍しいかなり角度のきついカーブで、私も何度か通ったことがあるのですが スピードを出しすぎると縁がまるで壁のように迫ってくるようなところでした 奇妙なのはカーブを曲がりきった後でブレーキを踏み横転して、後続車を巻き込んだそうだ 運転手事態も大怪我で二週間ほど生死の境をさ迷ったらしく、意識を取り戻して 警察が調書を取りに来たとき運転手はうわごとの様に 「女がいた」 と繰り返すばかりでまともな話が出来ない状態だったようで 業を煮やした警察が兄の所にきて普段はどんな様子なのかとか聞かれたそうです 一応責任の在る立場にある兄は会社の責任を追及されては困ると思い その日の事故を起こした車両の形跡を書類上で追った、なんてことは無い半日で帰ってこれる距離で 前日も休暇でゆっくり休めていたようだった、過労や過剰積載でもなく積荷も一般的な食品で比較的軽い 加えてドライバーは15年のベテラン、突発的なよくある事故、警察の調書は業務上過失致死であった 一月ほどたって事件を忘れかけていた頃ある馴染みの運転手がこういった 「いや〜○ちゃんこの間見ちゃったよ〜」 「何を?」 例の巻き込み事故のあったカーブ 女が縁に両手を掛け鼻から上、目だけだしてこちらを見ていた 高架橋のようになっているので、縁の向こう側は15mの落差 当然生身の人間が長時間ぶら下がっていることは不可能 一瞬のうちで脳裏をそれがかすめたときあわててブレーキを踏んでいて 「あぁ、アイツはこうやって事故ッたんだな」 と言っていたそうです
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