- 2 名前:春デブリφ ★ mailto:sage [2011/12/17(土) 23:53:38.90 ID:???0]
- (>>1の続き)
野田佳彦首相は9月の就任直後、国会での所信表明演説で、江戸時代の儒学者・佐藤 一斎の「春風を以て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自らは肅(つつし)む」を引 用して「秋の霜のように、自らの行動を厳しく正していく」と述べたが、全くもって 逆ではないか。春風をもって公務員に接し、秋霜をもって国民を慎しませようとしている。 支持率が急落するのもうなずける。 民主党政権はいつの頃からか、財政が厳しいということばかりを言い募るようになっ た。調子よく吹聴していた「政治主導」が頓挫して、財務省主導に転じた頃からだが、 予算の組み替えや「埋蔵金」で金はいくらでも捻出できるはずではなかったのかと皮肉 を言いたくなる。 しかし、自分たちの見込み違いを一切反省することなく、今度は増税だと言い始め た。だが、これは一番無能な政治家の考えることだ。 何よりこの政権には経済の成長戦略が何もない。社会保障も税も本来一体化すべきは 成長戦略であり、経済成長によって税収を増やすことは考えないで一番取りやすい国民 の財布に手を突っ込んで金を取ろうとする。 3月の東日本大震災や急激な円高で日本の経済は疲弊している。その前からのデフレ もある。この不況下で増税すれば、消費はますます冷え込み、税収の総額が減るのは橋 本内閣の消費税増税の例でも明らかではないか。何から何までデタラメなのだ。 ■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同 大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から 幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、高崎経済大学教授、フジテレビ ジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に「国民の思想」(産経新聞社) など多数。 (以上)
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