- 807 名前:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g [2009/03/22(日) 01:06:30 ID:hq/7N5Fo0]
- >>800
>そういうものとバランスを取るために規制が必要だと思うんだけど。 >多数派だから軽視していいというわけではないよね? バランスをとるという名目の下で、結局、自由を制限してしまうのであれば、 表現の自由は有名無実化してしまう。 どんなに人々が憎んでいたり、不愉快に思うことでも、単に表現するだけなら自由であるというのが、 表現の自由という理念。 「私は君の意見に賛成しない。しかし、君がそれを言う権利は命を賭けても守ろう」 ――ヴォルテール ある表現が社会を動かすとき、それに反発する人、不愉快に思う人は、表現でもって対抗しなければならない。 そうやって一人一人が意見や意思を授受することによって、社会が運営されていくのが民主主義だ。 他者の権利を脅かすのでない限り、原理的に、表現の自由は擁護されなければならない。 >絶対不可侵という条件で存在することの方が脅威でしょう。 未完成どころか、まさに、現代の民主主義と自由主義を支えてきた理念だよ。 >あれ?基本だと習ったけど。 過激化したり、均整の取れた古典主義に戻ったりしながら、芸術というのは進歩してきたわけであって、 必ずしも過激化へ突き進むとは限らない。 過激な創作物が飽きられたら、そうでない創作物が市場で求められるようになる。 >返って過激な内容の創作物が溢れることになる。 過激な内容の創作物があふれることのどこがいけないんだろう? 過激なものを人々が望み、創作物が社会の構成員の意識をかえていくのであれば、 それを阻まず許容するのが、民主主義であり、自由主義というものではないだろうか。
|
|