- 24 名前:名無しさん@九周年 [2009/02/27(金) 14:50:14 ID:KZeZv0Rf0]
- 私がホテル勤めをしていた頃の話。
ある披露宴、新郎が陸上自衛隊の方でした。同僚上司達は制服で出席。 披露宴も御披楽喜に近づき、新郎のおじいさんの挨拶がありました。 一通りの祝いの言葉の後に、自分が陸軍にいた事、孫が自衛隊に入っている事を誇りに思う事、 自分達の世代の不甲斐なさのせいで今の自衛隊の方達には苦労を掛けていると思う事、 たとたどしくですが話されました。 同僚達は知らなかったらしく酔っ払っていたのが、段々背筋が伸びていき神妙に聞き入っていました。 挨拶が終わり高砂の席の一人が「何処に所属して戦っておられたのだ?」と尋ねると、新郎は小声で 「小笠原栗林兵団硫黄島守備隊です」 それを聞いた陸自組一同すっ転ぶような勢いで立ち上がり直立不動で敬礼を送りました。 おじいさんも見事な答礼を返されました。 私はその後は仕事になりませんでした。 ウェイトレスの女の子達は不思議そうな顔をしておりましたが。
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