- 129 名前:名無しさん@九周年 [2009/02/01(日) 14:04:41 ID:m99/6HkW0]
- それでは自然権である自衛権について考えてみます。
1000人を惨殺した凶悪犯が警官隊に追われ、人質を取って立てこもっています。 凶悪犯は警官隊に射殺されるか、捕まったとしても死刑になる事は確実でしょう。 いずれにしても死です。 それが嫌で人質をとって抵抗している。 さて、この凶悪犯を一つの生物として考えた場合、 この行為(死から逃れようとする)はどうでしょうか? 前にどのような生物も、自己を守る権利を有していると書きましたが もちろんこの生物にもその権利はあります。 ただこの生物は人間社会に属しているので、【法】がその権利を無効とするわけです。 このように、こんな酷い凶悪犯といえども、自己を守る権利はあるが、 その社会が取り決めた【法】によって射殺されるなり、死刑になるわけです。 つまり自然権たる自衛権(自分を守る権利)はこの世に生を受けたものが持っている非常に重要な権利で、 何人たりとも異議を唱える事の出来ない性質のものなのですが、 【法】に依って制限または無効にすることも出来る、というわけです。 ※外国には、他人(複数)の自存権を故意に侵害したにも関わらず、本人の自存権は認められる という死刑廃止の国まである。(それほど強い権利) さて、凶悪犯は捕まり死刑を宣告されました。もはや自存権(自衛権)は無効とされているので、 刑が執行される日まで、暴れたら取り押さえられるでしょうし、武器(凶器)になるようなものも手に入らないように 厳重に管理されるでしょう。
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