- 313 名前:名無しさん@九周年 mailto:sage [2008/12/07(日) 15:48:28 ID:cOnzQBdt0]
- >>311
日本は戦時下にインドネシアを占領した。経済諸資源は、戦争が必要とするものを支援するために動員された。 そして、その行政管理の担い手は軍人たちだった。それゆえ、日本による占領期間は短かったとはいえ、 長期にわたったオランダ時代に受けたよりも遥かに重い苦しみをインドネシア国民は体験することとなった。 東南アジア(日本は南方地域と呼んだ)に対する支配計画の中で、日本はインドネシアを戦争及び産業で 必要となる諸資源の重要な供給地域と見なしていた。その計画を実現するために、極めて異常な搾取と 動員が用いられた。日本の占領政府は経済活動の全ての面とその管理を引き継ごうと企てた。 インドネシア高等学校用歴史教科書Sejaraha NASIONAL DAN UMUM (Kelas 3) 出版:Bumi Aksara 社 日本による植民地支配 日本がはじめ、インドネシアの民衆にたいして親切でやさしい態度をとっていたのは確かである。しかし、時がたつにつれ、 日本のインドネシア民衆に対する態度は、変わっていった。日本の行動は残酷なものになっていった。 一般に植民者の態度はどこも同じである。つまり、残虐で、搾取的で、非情である。私たち民族の運命は、トラの口からのがれ、 ワニの口に入るということわざにたとえることができる。これは、どういう意味だろうか。それが意味するところは、日本が やってきたことにより、オランダ植民地時代に受けた犠牲はなくなるどころか、むしろ、事態は悪化したということである。 インドネシア民衆の犠牲 日一日とインドネシア民衆の犠牲は、悲惨なものになっていった。民衆が命令に従わないと、日本は重い刑を下した。 当時、私たち民族の運命は、実に苦しいものであった。食べ物は、すべて枯渇していた。飢えた腹を満たすために、 民衆はおよそ人間が食べる物とはいえないような、タピオカの皮やバナナの皮などを口にせざるをえなくなった。 (「社会科・インドネシア国史2・小学校5年生用」)
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