- 528 名前:名無しさん@九周年 [2008/10/03(金) 20:16:05 ID:mDS9ydou0]
- 外貨準備を簡単に説明すると。。。
たとえば100ドルを円に変えたいAさんと、10000円をドルに変えたいBさんがいたとすると、 この二人のあいだで交渉が成立すれば、1ドル=100円でドル円の交換が成立する。 ただいつもいつも、同じ比率でドルの需要と円の需要がある訳ではないので、たとえば次の日は、 100ドルを円に変えたいCさんと、9000円をドルに変えたいDさんがいたとすると、 この二人の間だけで交渉をしたら、1ドル=90円になってしまい、昨日のAさんBさんより、 Cさんは1000円分損するし、Dさんは10ドル分得をする。 このような事態を緩和するため、日本政府がこのCさんDさんの取引に入って、Dさんの9000円に追加して 1000円出し、10ドル分を買い取るのが、為替介入で、この結果得た10ドルが外貨準備。 また別の日には、100ドルを円に変えたいEさんと、11000円をドルに変えたいFさんがいたとすると、 この二人の間だけで交渉をしたら、1ドル=110円になってしまうが、これを1ドル=100円にするためには、 日本政府はCさんとDさんの取引に入って得た外貨準備から、Eさんの100ドルに追加して10ドル出して 1000円を受け取るのも為替介入。この場合、もちろん外貨準備は減る。 外貨準備とは、こういうたぐいの金。 これが預金でも埋蔵金でもなく、間違っても財源として使ってはいけないし、 無理矢理増やしたり減らしたりしたりしてはいけないものであることは、 バカでも解るはず。
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