- 255 名前:名無しさん@九周年 [2008/08/17(日) 14:31:59 ID:T+EeVa710]
- 最高裁判決の概要抜粋
マサミちゃんは、フィリピン人の母ロサーナさん(43)、妹の直美ちゃん(6つ)と、東海地方に住む。 姉妹は、同じ両親から生まれた。 それなのにマサミちゃんは母のフィリピン国籍、直美ちゃんは父の日本国籍だ。 姉妹を分けたのは、国籍法の規定。結婚していない日本人の父と外国人の母から生まれた子どもの国籍は、 父子関係を証明する「認知」の時期によって変わる。 胎児のうちに父が認知すれば日本国籍。 生まれた後の認知だと母の国籍となる。 日本国籍が取得できるのは、その後に両親が結婚した場合だけだ。 ロサーナさんは、貧しい家族を助けようと二十四歳で来日。 飲食店で働くうちに姉妹の父となる日本人男性と知り合い、マサミちゃんが誕生。 市役所で「正美」と名付けた出生届と、父親の認知届を出した。 すると、思いがけない答えが返ってきた。「お子さんはフィリピン人だから、名前に漢字は使えない」 「絶対に私の子は日本人です!」と必死に抗議したが、向けられたのは職員の冷たい視線だった。 妹の直美ちゃんは胎児認知で日本国籍を取得した。 その結果、姉は母の姓で「タピル マサミ」、妹は父の姓で「佐藤 直美」。名前の違いで、保育園では「本当に姉妹?」といぶかしがられた。 ロサーナさんは、外国人登録証を見ながら「私、日本人じゃないの。ねえ、なんで!」と泣きながら聞く 幼い娘の姿を覚えている。 両親は結婚せず、同居もしていない。←←←←←何で?????? 「将来は警察官になりたい」とマサミちゃん。今のままでは成人しても選挙権はなく、 公務員にはなれない。在留資格はあるが、3年ごとに更新して許可を得なければならず、不安がつきまとう。
|
|