- 594 名前:名無しさん@九周年 [2008/07/26(土) 14:51:20 ID:QQwJHLVI0]
- 公害を克服しているとは言い難い。強引に決着をつけ被害者を黙らせたというのに近く、
またこの経験から役所は真実を隠蔽するようにもなった。 今に至るもその爪痕は残る。 例えば日本近海の魚介類は農薬由来のダイオキシン汚染、また水銀汚染度が高い、 などはよく知られている。 例えば先般、厚労省は、メチル水銀汚染されている魚類について、妊婦は注意して 摂食するようにとの警告を出している。何グラムを週に何回以下、などと具体的な 数値を出しているが、この基準はどういう基準なのか? 日本では水銀の尿中濃度が25ug/l以下なら中毒ではないと判定される。 しかし、例えばアメリカの基準では15ug/lであれば重度水銀中毒、2.01〜14.9ug/lで 軽度水銀中毒、0〜2ug/lで正常とされている。 上記の厚労省が発表した魚介類の安全な摂取量の数字は、日本では尿中 濃度が25ug/l以下(25.0ppb以下)なら「正常」とされるため、濃度が25.0ug/lに おさまるように魚介類の摂取量を計算して出した数値だ。 つまり厚労省の安全とする摂取量を真に受けて摂ると、25.0ug/lギリギリの 濃度に達してしまうということである。これは要するに水銀中毒と判定される 水準であって、日本の定めた基準値以下でさえあれば、それは日本の基準 では水銀中毒とは判定されないから、「安全である」という理屈である。 しかし日本の基準では安全であっても、アメリカの基準に則れば、その数値は 重度水銀中毒の摂取量だ。魚介類の水銀汚染は、過去の汚染の結果だ。 我々はその代償を未だに払っている事を忘れてはならない。 実例が目の前にある中国は、同じ未来を避ける事ができるはずだ。 にも関わらず日本の過去の愚行に輪をかけた無茶苦茶をしているのは論外である。
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