- 363 名前:名無しさん@八周年 [2008/03/16(日) 18:13:41 ID:QE2/XtWS0]
- >>321
その後もインドネシアを分裂させたいオーストラリアと、対抗するインドネ シア・日本連合の間で対立が継続し、2007年3月にやっと和解に達したの ではないか。そして、その和解によりハワード政権は役目を終えたのだろう。 米英のシーパワーが七つの海を支配していた時代が終わり、世界が 多極化し始めたことで、イスラエルと同様にオーストラリアも1990年代に 安全保障上の危機に追い込まれた。米国は一万q以上、欧州は二万q 近く離れており、いざというとき助けにならないからだ。 その為、オーストラリアは最大の仮想敵国インドネシアを攻撃していたのだ。 宣戦布告は行われていないものの、実際に起きたこと(東チモールへの オーストラリア軍展開)は戦争に近いものだ。 では、実際には深刻な対立があったと想像されるハワード首相時代の 日豪関係はなぜ表面上良好だったのだろう?それは、日豪間の対立を 隠蔽する目的ではないかと私は想像する。対立の存在が公になることは 戦略上不味いからだ。そして、日豪間の対立終焉と共に成立したラッド 政権では日豪両国は非常に良好な関係にあるが、それを隠蔽するために 調査捕鯨問題での対立が演出されているのではないか。 馬鹿げた妄想だと笑う人もいるかもしれない。しかし、現代の世界では 派手に報道される対立の多くは友好国間の演出による合作劇(米国と イラン、日本と北朝鮮、冷戦時代の米国とソ連など)であり、真の対立は 一見友好にみえる二国間(米国と英国、米国とイスラエル、英国とドイツ、 日本と韓国など)に存在することが非常に多い様に思われる。 対立の存在、友好関係の存在を隠蔽することは、敵の目をくらませる 為に外交戦略上非常に重要になっているのではないか。
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