- 1 名前:シャチ ★@転載は禁止 [2014/08/22(金) 00:00:07.61 ID:???0]
- headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140821-00000120-mai-pol
サハリンと北海道を海底で結び、ロシア産天然ガスを関東まで直送するパイプライン構想が、自民党内で再浮上している。 福島第1原発事故後に増えた化石燃料の輸入コストを抑える狙いがあり、推進派は「北方領土交渉にも有効な材料だ」と訴え、 プーチン大統領に提案するよう政府に求めている。 しかしロシアを取り巻く今の国際情勢でエネルギーの依存度を高めることには慎重論が根強い。 提唱したのは昨年5月に発足した自民党議員でつくる「日露天然ガスパイプライン推進議員連盟」(河村建夫会長)。 議連は今年2月、サハリンから茨城県日立市まで総延長1350キロの海底・陸上パイプライン敷設を求める提言をまとめた。 議連は事業費を最大6000億円と想定。陸上では高速道路沿いの地下などに敷設し、用地交渉は最小限で済むとしている。 パイプラインを敷設すれば液化天然ガス(LNG)より輸送費を数割安くでき、国内需要の2割に当たる年200億立方メートルを 輸送できると主張。ロシアの主なガス輸出先である欧州が調達先の多様化を進める中、ロシア側も日本の動向を注視している。 日露パイプライン構想は以前浮上したが、敷設候補地の地権者・漁業権者との交渉を渋った東京電力が難色を示し白紙化。 再浮上の機運が出てきたのは、天然ガスの輸入コストを引き下げ貿易赤字縮小の「切り札」にしたいとの狙いがある。 議連関係者は「実現に移す時だ」と主張している。 ただ日露は極東ウラジオストクにLNG輸出基地を2018年にも整備する計画で日本政府は「二重投資になりかねない」と慎重だ。 日本の天然ガス輸入のうちロシア産は約1割。基地にパイプラインが加わると、輸入量の半分近くがロシア産になる可能性がある。 安倍政権は、ロシアがウクライナ情勢に介入後、ロシアへの制裁を強める国際社会との板挟みにある。 議連の構想に「日露関係が緊張し供給を止められる懸念も捨てきれない」(経済産業省幹部)との声もある。【宮島寛】 画像 日露天然ガスパイプラインの構想ルート img.mainichi.jp/mainichi.jp/select/images/20140822k0000m040131000p_size5.jpg
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