そして、このドミトリーに泊まって2日目の夜、Yuseiさんが外出から宿に戻り、2段ベッドの上にあがったタイミングで突然、「You are Japanese, right? Did you learn about history in your school?(日本人だよな? 学校で歴史は習ったか?)」と英語で話しかけられた。
その内容は「Japanese people killed a lot of Chinese and Korean about 70 years ago. There is no security in this dormitory. You know what I mean?(70年ほど前、日本人は中国人や韓国人をたくさん殺した。この寮にはセキュリティがない。その意味がわかるか?)」
■「もし第三次世界大戦が起こったら…」
「Japan is like Nazi Germany(日本はナチスドイツと同じだ)」 「You guys will do same things if the world war 3 will happen(もし第三次世界大戦が起こったら、お前らは同じことをするだろう)」 「If Russia will attack to Germany with a nuclear bomb, everyone would understand. Germany did the same thing to Russia in the past. You know what I mean right? China and Japan are the same.(ロシアがドイツに核爆弾で攻撃すれば、誰もが理解するだろう。ドイツは過去にロシアに同じことをした。私の言っている意味がわかるだろう? 中国と日本も同じだ)」 「Why do you honor war criminals and enshrine them in shrines?(なぜ戦犯を称え、神社に祀るのだ?)」
その後、突然の雷雨で停電になり、その中国人男性がどこかに行ったタイミングで、Yuseiさんは荷物をまとめてレセプションへ。録音した音声データを証拠に事情を説明すると、スタッフが「I’m sorry about it. I understand you.」と事情を理解してくれ、別のドミトリールームのベッドに移動させてもらえることになった。また、その中国人男性がチェックアウトする際には、一言注意してくれるとも言ってくれたそうだ。