- 1 名前：ごまカンパチ ★ mailto:sage [2021/08/02(月) 18:44:23.15 ID:Wcy5FK3N9.net]
- https://www.bbc.com/japanese/58037449
米司法省は30日、内国歳入庁（IRS）に対して、ドナルド・トランプ前大統領の納税記録を連邦議会に提出するよう命令した。
自分の納税記録の公表にことごとく抵抗し続けてきたトランプ氏にとって、この命令は大きな打撃になるものとみられている。
司法省の決定は、下院歳入委員会による開示請求は「不誠実」なものだとした2019年の同省法律顧問局の判断を覆したもの。
アメリカでは大統領候補が納税記録を公表するのは法的義務ではないものの、1968年以降、慣習化していた（1976年に落選したジェラルド・フォード氏は例外）。
トランプ氏はIRSの監査が終われば発表すると言い続けたが、実現しないまま任期満了となった。
IRSは当時から、監査中でも納税記録は公表できるとしていた。
トランプ政権中、野党・民主党が多数の下院歳入委員会は、大統領が税法に従っていたか調べるため納税記録が必要だと主張。
しかしトランプ政権下の司法省は、民主党多数の委員会の要求は政治的得点のための「不誠実」なものだと、提出を拒否していた。
これに対して現在の民主党政権下の司法省法律顧問局は30日、下院歳入委が納税記録要求にあたり「十分な理由を示した」として、
「財務省はその情報を委員会に提供しなくてはならない」と勧告した。
野党・共和党はこの判断を批判しているが、民主党幹部のナンシー・ペロシ下院議長は、司法省の決定を歓迎。
アメリカ国民は「（トランプ氏の）気がかりな利益相反について、そして大統領としてこの国の安全と民主主義を損なった行動について、事実を知るべきだ」と述べた。
トランプ氏の納税記録については連邦最高裁が今年2月、納税記録など財務記録をニューヨーク州のマンハッタン地区検察に提出するようトランプ氏に命令している。
最高裁が開示を命じた財務資料は、マンハッタン地区検察が捜査のため招集した大陪審に提示される。トランプ氏はこれに抵抗し法廷闘争を重ねていた。
トランプ氏はこれまで自分の納税記録の提出要求を「魔女狩り」と呼び、抵抗し続けている。
ニューヨーク州のサイラス・ヴァンス地区検事（民主党）は、トランプ氏が米男性誌プレイボーイのモデルやポルノ女優と性的関係をもち、
2016年大統領選の前に口止め料を支払ったとされる件に関連し、トランプ一族の企業による粉飾決算などを調べている。
ヴァンス検事はこの捜査の一環として、トランプ氏の8年分の納税記録など財務資料の提出を求め続けてきた。
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