- 88 名前:ニューノーマルの名無しさん [2021/07/20(火) 13:30:47.70 ID:yOLwofeW0.net]
- >>38
死亡者は年間約2800人…日本で「子宮頸がんワクチン」が広まらなかった代償 https://bunshun.jp/articles/-/43158 厚生労働省の17年の統計によると、子宮頸がんを患う女性は年間約1万1000人、死亡者は約2800人。もっとも罹りやすいのは子育て世代である30代後半〜40代で、多くの患者が子どもを残して亡くなることから、「マザーキラー」とも呼ばれている。 20年9月、大阪大学大学院医学系研究科の八木麻未特任助教(常勤)、上田豊講師(産科学婦人科学)らの研究グループが衝撃的な数字を発表した。 子宮頸がんワクチンの公費助成世代の接種率と、一時差し控えが決定して以降の接種率を元に発症者数、死亡者数を試算したところ、接種率が大幅に低下した2000〜03年度生まれの女性の間で、患者が合計約1万7000人増加、死亡者が約4000人増加すると推計されたのだ。 「死亡増加数とはつまり、“接種率が維持されていたら減らすことができた死亡数”のことです。約4000人の内訳は2000年度生まれが904人、01年度生まれが1130人、02年度生まれが1150人、03年度生まれが1153人。04年度生まれ以降は約1150人の死亡増となると推測され、このまま積極的勧奨の差し控えが続けば、非常に深刻な事態になると考えています」(八木氏) 世界に目を向けてみると、子宮頸がんワクチンは100カ国以上で接種され、オーストラリアや米国、イギリスなど約20カ国では男子にも推奨されている。 日本大学医学部附属板橋病院産婦人科の川名敬主任教授が話す。 「HPVが男性の咽頭がんや肛門がん、尖圭コンジローマの原因にもなるからです。また、男子に接種することで、将来的な男性から女性へのHPV感染を予防することができます。子宮頸がんワクチンというと女子だけのワクチンと思われがちですが、実際は男子にも大きく関わるのです」 日本ではこの12月にようやく男性への接種拡大に向け厚生労働省薬事・食品衛生審議会が審査することを決めたが、すでに男女ともに無償で接種を行うオーストラリアは、近い将来、先進国初の子宮頸がん排除国になると言われている。
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