- 103 名前:ニューノーマルの名無しさん [2020/11/27(金) 07:12:30.32 ID:qOsW8vkQ0.net]
- 日本は、07年に提唱したアメリカ、日本、オーストラリア、インドによる「クアッド(4カ国)構想」に関する努力を強化する必要がある。
そのためにも韓国との関係を改善し、この構想への韓国の参加を模索すべきだ。 日本は中国に対抗するため、他の周辺諸国との同盟を積極的に追求すべきだ。 第5世代(5G)通信と華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の問題は、中国の影響力増大とそれに伴うリスクを浮き彫りにした。 だが、日本のNEC、韓国のサムスン電子、アメリカのアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が緩やかに連携して、 5G技術におけるファーウェイの覇権に対抗しようとする現在の動きは、日本の経済的、技術的な問題に対処するいい方法だ。 同時に、国力と国際協力の強化も図れる。 中国の「一帯一路」の日本版である「質の高いインフラ投資」構想は、中国の経済的、政治的影響力拡大に対する重要な戦略的回答になる可能性を秘めている。 TPP(環太平洋経済連携協定)は、中国の台頭に対する最良の回答だったが、愚かにもトランプがつぶしてしまった。 アメリカの大統領が交代すれば、TPPが復活する可能性はまだある。 そしてもちろん、中国との互恵的関係の構築も同様に追求すべきだ。 戦略的な目標は、国家間の緊張をつくり出すことではない。 力のバランスを調整して衝突のリスクを減らすことである。 (ニューズウィーク 2019年7月9日号)より
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