- 3 名前:名無しさん@1周年 mailto:sage [2019/08/14(水) 00:28:40.00 ID:O6Rbm3UA0.net]
- やはり丑三つ時には何かがあるのか…。
私はどこでも寝れるタイプでした。1日、2日程度の車中泊なら全然平気でしたし、ズボラなのもあってテントで寝るよりもさっさと起きたら移動に入れることから、車中泊大好きだったんですよね。 なので、寝付きが悪いこともないのですが、ふと夜中に目が覚めました。時計を見ると午前2時頃…。 涼しいとは言え、夏場ですから車内が蒸していたこともあり、まずは換気をすることにしました。 当時載っていた軽自動車はパワーウィンドウではなく、ノブをくるくると回すやつでしたね。 椅子を起こし、そのノブに手を掛けて回そうとした瞬間、妙な寒気と、悪寒がしたんですね。で、換気のために窓を開けるのを一瞬、躊躇しました。 目は冴えていますし、寝ぼけてもいません。私、時々その手の幻覚をよく見るタイプで…。 見る時に起こる感覚…、雰囲気というのでしょうか…。その時、これは…。と思いました。 常時見えるわけじゃないんです。ラジオのチューニングがあったかのように、何かと繋がるような…。妙な感覚に陥ったときだけ、見るんですよね…。 しかも、今までに感じたことのない妙にふわふわとした感覚です。確信はあったのですが、恐る恐る気配のした方を見てみました。 ……。人が覗き込んでいる。しかも1人や2人じゃない。複数だ。 もしやと思って、直ぐ側の窓の方を向くと、表情までは確認できませんが、人影が見えるのです。 そして、ニヤニヤと覗き込むような「感覚が」するのです。確かに誰かが覗き込んでいます。 …。これ、囲まれてるな…。直感しました。バックガラスにも。フロントにも…。フロントなんて上から覗き込んでる…。 こういう時は相手をすると面倒くさいというのを経験上知っています。起こしていた椅子を再び倒して、横になってやり過ごそうと思いました。 視線は感じますし、覗き込んでいるのはわかっていますが幸い、中に入ってくる様子はありません(窓を閉めていると、そうそう、中に入ってこないというのも経験上知っていました)。
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