- 22 名前:名無しさん@1周年 mailto:sage [2019/06/12(水) 22:01:10.97 ID:aPGr7b880.net]
- デギン:「しかしなギレン、100万の一般国民を疎開させるということはこれは軍人の無能を示すことだ」
ギレン:「わたくしに面と向かってよくおっしゃる」 デギン:「ギレン、わしとて公王制をひいた男だぞ。貴公の軍政のみを支持する」 ギレン:「御覧を」 デギン:「作戦などいい」 ギレン:「我がジオン本国にとって月とア・バオア・クーは最終防衛線です。それに対して地球連邦軍は三つのコースから侵攻することが考えられます。 ここを突破されればジオンは裸同然です。その前にソーラ・システムで侵攻する連邦軍艦隊を討つ。このシステムはコロニーを使える為に金も時間もかからずに我がジオンの・・・」 デギン:「そこまでして勝ってどうするのだ?ギレン」 ギレン:「サインをいただければ幸いです」 デギン:「やっておって今更」 ギレン:「デギン公王あってのジオン公国ですから」 デギン:「で、どうするつもりか?」 ギレン:「せっかく減った人口です、これ以上増やさずに優良な人種だけを残す、それ以外に人類の永遠の平和は望めません。そして、その為にはザビ家独裁による人類のコントロールしかありません」 デギン:「貴公、知っておるか?アドルフ・ヒトラーを」 ギレン:「ヒットラー?中世期の人物ですな」 デギン:「ああ。独裁者でな、世界を読みきれなかった男だ。貴公はそのヒットラーの尻尾だな」 ギレン:「わたくしが?」 デギン:「わしはジオンの国民を急ぎまとめる方便として公王制を敷いた。ジオンの理想を実現する為に。しかし」 ギレン:「ヒットラーの尻尾のわたくしが独裁制に持ち込んだ」 デギン:「キシリアとな」 ギレン:「はい。絶対民主制は連邦ごとき軟弱を生むだけです。それでは人類は共食いになります、今度の戦争のように。ま、勝ってみせます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください。わたくしはア・バオア・クーで指揮をとります」 デギン:「・・・ヒトラーは敗北したのだぞ」
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