- 117 名前:名無しさん@1周年 mailto:sage [2019/03/18(月) 02:34:58.17 ID:j1uPhepo0.net]
- デリバティブに関して日本人知らない人多いから、
意味も分からず騒いじゃう人多いけど、今のデリバティブは昔と別物で、 昔みたいに危険ではないし、その代わりに稼ぎまくれるようなものではなくなっている。 アメリカ住宅バブル崩壊時の世界金融危機が、 デリバティブのせいで規模がでかくなり過ぎたのは、 当時は店頭取引、OTC取引と言われる、取引市場ではないとこで、 投資家や金融機関などが、直接取引するデリバティブを、 誰も監視しておらず状態を把握していなかった為、 情報がないせいで不安が暴走し、被害が拡大してしまった。 でも、今は清算機関がOTCデリバティブの取引などを記録、 それらから金融当局(金融庁相当のとこや中央銀行など)が情報集めているので、 デリバティブの状態が把握されている為、世界金融危機のような暴走は起こりにくい。 しかも、当時とは違い、デリバティブ契約に保険や担保契約かけるのが当たり前になったり、 様々な取引ルールが整備されているため、デリバティブは比較にならない程に安全なものになっている。 ただし、安全装置の為に様々なコストがかかるので、昔ほどには儲からなくもなっているが。 ドイツ銀行に関しては、巨額になりがちな想定元本は5000兆程だが、 その実質的な価値は、正の価値が50兆(受け取る分、債権)、 負の価値(債務)が、それより数兆円少ないくらいの状態が続いている。 債権が債務を上回るので、全ての契約が履行されれば、ドイツ銀行は数兆円の利益を得る事が出来る状態。 リスクにさらされているのは、この正の価値の50兆程度であり、 この大部分(8〜9割程)は保険担保契約に保護されているので、 全額がデフォルト食らうという有り得ない事態が起っても、 ドイツ銀行は5〜10兆の不良債権が発生する程度のトラブルにしかならない。 それは中核的自己資本比率が14%前後で、総資産が150兆以上のドイツ銀行の場合、 倒産に至るような危機を引き起こしたりはしない。 ちなみに、ドイツ銀行のデリバティブ取引は、基本儲かり続けている。
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