- 393 名前:名無しさん@1周年 [2017/07/17(月) 21:59:00.18 ID:xgijr6re0.net]
- ●わが国の「第二の敗戦」
アメリカによる「年次改革要望書」が提出されるようになってから、 「アメリカによる日本改造」が強力に進められた。日米経済戦争が始 って5年後の98年(10年)10月、決定的な段階に至った。 アメリカの強い圧力によって、外国為替法が改正され、金融ビッグバンが起こった。 金融の自由化により、外資が直接日本の銀行を買収できるようになり、 日本市場への外資の進出が相次いだ。これによって、わが国は、日米経済戦争に、 ほとんどなすすべなく大敗した。この事態は、「マネー敗戦」(吉川元忠)と呼ばれる。 「第二の敗戦」ともいう。 大東亜戦争の敗北に匹敵する出来事ということである。 98年(10年)10月、「第二の敗戦」の結果、北海道拓殖銀行の倒産、山一証券の廃業等が続いた。 山一をほぼそっくり買い取ったのは、メリルリンチだった。当時デイヴィッド・ロックフェラーが大株主だった大手証券会社である。 このほかシティ・トラベラーズ(現シティ・グループ)、J・P・モルガン(現J・P・モルガン・チェイス)、 GEキャピタル等、世界屈指の金融会社が続々と日本上陸を果たし、わが国の銀行、証券会社などを掌中に収めた。 半世紀前、大東亜戦争に敗れ、焦土と化した日本に、占領軍が進駐して各所を接収した。 今度は、経済的に「焼け跡」と化した日本に、アメリカ資本が乗り込み、日本人が戦後営々と築き上げてきた資産を奪い取った。 かつては軍事占領。今度は金融による日本の再占領である。 しかも、ただ奪うだけではない。アメリカは、日本の富を吸い上げ続ける構造を構築した。 日本にドルを支えさせ、アメリカの借金を国債の形で背負わせる仕組みである。 日本は金融的にもアメリカに属国化した。 今日も日本は、金融的従属構造から抜け出せていない。 アメリカに対する「マネー敗戦」と金融的属国化は、日本のアメリカへの再従属化だったといえる。 この日本の再従米化は、双方の政府に影響を与える民間組織があればこそ、強力に推進された。 CFRとTCが介在して大きな推進力を発揮し、ビルダーバーグ・クラブも深く関わった。 アメリカへの再従属化は、同時に米欧資本による日本支配の過程でもあった
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