スパムメールを通じて拡散するランサムウェア(身代金要求型マルウェア)「Jaff」の内容が改変され、新たな攻撃の波が発生しているという。世界で猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」の陰で、別のマルウェアによる脅威が見過ごされている可能性もあるとして、米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerが注意を呼び掛けた。
image.itmedia.co.jp/news/articles/1705/25/os_jaff-02.jpg 「Jaff」に感染するとファイルが暗号化され、壁紙がこのように変わる(画像はCisco Japan Blogから転載) Jaff以前にも、同じPDFとWordを使った「Locky」「Dridex」などのマルウェアが相次いで出回っていたが、「人々はWannaCryのニュースに気を取られ、Jaffの脅威が続いていることを忘れている可能性がある」とSANSは警告する。