- 600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2010/06/21(月) 10:52:35.81 ID:nIXnFpBAO]
- 607 名前:学籍番号:774 氏名:_____[sage] 投稿日:2010/06/21(月) 10:39:23 ID:???
終わりのない米研ぎを続けてゆくという強迫観念的なイメージ。 米とぬか汁の深みへ降りてゆくことで、下りが上りを意味するような、冷たい米研ぎ。 その中でばらばらなになりそうな米達をかき集めるために、失われてゆくぬか汁を、流し捨てる。 しかしそこには、ぬか汁に対する礼があり、まだ存在すらしないぬか漬けへの倫理がある。 米はなんのために存在するのか、そこに賭けられた愛には一片の古米もない。 炊飯釜の水面に反射する蛍光灯の灯りを見つめていたら、どこまでもぬか汁が抜けていく気がした。 俺は「もうワンランク上」では足らん。もっとずっと上に行きたい。あまねく特別な存在になりたい。生きて米屋を残したい。 by 3-D
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