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さわちゃん先生「それではみんなには殺し合いをしてもらうわ」ニッコリ



1 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:26:31.53 ID:60GXOnV/0]
「いきなりなんなんですか!冗談きついですよ!」
純は気色ばんで食ってかかったが、さわ子は表情を崩さなかった。

「鈴木さん」

さわ子は、貼りつけたような笑顔のまま、自分の耳元のあたりに手をやった。
「え?」
純の目が驚愕に見開かれる。

「うるさい」

そう言うと、さわ子は一気に手を振り下ろした。

教室に、鈍い音が、響いた。

2 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:27:42.11 ID:JHL7WgL30]
>>2なら親の前で音読会

3 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:27:49.77 ID:60GXOnV/0]
澪は、さわ子の言葉の意味が理解できないでいた。
さわ子先生はいったい何を言ってるんだろう。またいつもの悪ふざけだろうか。

普段だったら、目の前に座っている唯か、律あたりが、
おちゃらけながら突っ込みを入れているところなのに。

さわ子先生の発する空気が、それを許さない。

自分はどんな表情をしているのか。
どうすればいいのか、分からない。

後ろの席の純が騒ぎ出すまで、数秒間。
そして、静かになっても。
澪はそのまま放心していた。

4 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:28:45.13 ID:60GXOnV/0]
風を、感じた。
さわちゃん先生が、手をブンッ、ってやったら、耳元で風を切る音が聞こえた。
今の音は、ファ、かな。
頭の中が、ファの音でいっぱいになりそうなときに、後ろからすごい嫌な音。
不協和音。
黒板で爪を引っかいたり。
猫が喧嘩をしていたり。
きゅうりのお漬物を奥歯で噛んだり。
赤ちゃんが泣くような、お母さんが叫ぶような。
すごく嫌な音を集めて一万倍にしたような音。
この音は、いったい、どこからしたのかな。

いや。その場所は分かっているのに。
分かっているはずなのに。

唯は、そちらを見れずにいた。

5 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:29:05.37 ID:6cucpWm80]
支援

6 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:29:28.63 ID:cstr57080]
澪たちは留年したんか

7 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:31:00.47 ID:8ww9M+AD0]
鬱SSで頼む

8 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:31:40.87 ID:60GXOnV/0]
梓は、今朝やっていたニュースの、占いのコーナーを思い出していた。

「さそり座のあなた。今日は何をやってもうまくいかない日。
失敗して、先生や、上司に怒られちゃうかも。
頼れる先輩に、助けてもらっちゃおう!ラッキーアイテムは……」

あぁ、どうしよう。こんなことなら、悪い結果でも、ちゃんと見ておけばよかった。
ラッキーアイテムまで、覚えてないよ。

さわ子先生が「殺し合いをしてもらうわ」だって。

占いの結果なんて信じてないけど。なんだか怒られちゃうような、気がする。
「最初に死ぬのはあなたです」なんて。
横で、純ちゃんが何か騒いでいたけど、変な音がして、急に静かになった。

あれ、どうしたんだろう。
見ると、純ちゃんの頭から、ナイフが生えていた。

9 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:31:55.35 ID:gF+HJu920]
おっとあずにゃんは俺が守る!

10 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:32:07.16 ID:1oYUzRq40]
朝から何かいてんだ



11 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:32:22.12 ID:60GXOnV/0]
ここに呼び出されたときから、ずっと不思議だった。
けいおん部じゃないのに、どうして私や、純ちゃんまでいるんだろう。

だから先生が、変なことを言ったときも、疑問が増えただけだった。

横で、純ちゃんが騒いでる。
そして、静かになった。
横にいるのは、純ちゃんなの?
いつもと全然様子が違うけど。
疑問が増えて増えて。いっぱいになって。頭がおかしくなりそう。

憂は、いつの間にか、叫び声をあげていた。

12 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:33:32.24 ID:60GXOnV/0]
「うるさいな」
それほど大きくはないけど、地を這うような、とてもよく響く声。
同時に、さわ子がもう一度手を振り上げた。
悲鳴が、押し殺したようなすすり泣きに変わる。
元々、騒いでいたのは、梓、律、憂の三人だけだったので、パニックにはならなかった。
澪と唯は放心したままで、紬だけがさわ子をまっすぐ見つめていた。
「いったい、どういうことなんでしょう。説明していただけますか」
さわ子は肩をすくめた。
「これから説明しようって時に、鈴木さんが騒ぐから。
ところで、琴吹さんはとっても冷静なのね。こんな非常事態なのに」
厭味ったらしく、ねちっこい口調だった。

紬が変わらず、まっすぐ見据えながら黙っていると、
さわ子は、ふぅ、と短く息を吐いてから、話し始めた。

13 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:34:19.79 ID:60GXOnV/0]
ここなら、まぁ、大丈夫だろ。
最上階であるこの四階まで、なるべく足音を立てないように移動してきた、はずだ。
震える体を押さえつけるようにして、腰を下ろす。
律は、自分のバッグの中身を確認しながら、先程さわ子が言っていたことを思い返していた。
基本的なルールはとても簡単。
最後の一人になるまで殺し合う。生き残れるのは一人だけ。
スタートから48時間後に二人以上残っている、外に出ようとする、最初の教室にいる運営に攻撃する。
この三つの条件で、さっきつけられた首輪が爆発して全員死ぬ。
首輪には生体センサーがついており、誰かが死んだ場合は、
学校中に響き渡るサイレンで、知らせてくれる。
そのサイレンでは、誰が死んだかは分からない。
そして、一人にひとつ。装備が入ったバッグが支給される。
大きさは、普段使っているスクールバッグと同じくらいかな。
中身は、500mlの水が入ったペットボトル、飴玉10個と焼きそばパンがふたつ。
ここまでは、全員共通で、それにプラスして「武器」がひとつ。
「武器」は人によって違うって言ってたっけ。
私のは、と。
えーと。
なんだろう、これ。
ギラギラと光る、ゴツゴツとした物体。
見たことは無かったけど、なんとなく使い方は分かった。
4つの指輪を、溶かした鉄で固めたような、そんなような見た目をしていたから。

14 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:36:38.18 ID:60GXOnV/0]
憂は焦っていた。
一刻も早く、お姉ちゃんを見つけないと。

唯が一番手だったことは、憂にとって不幸だった。
教室を出る順番はくじ引きによって決められ、五分おきに出発することになっていた。
自分よりあとに、お姉ちゃんが出ていたならば。
そんなことを考えていてもしょうがないのに。
さっきからずっと、同じことが頭の中をグルグルしている。

えーと、確か。くじの番号は。
お姉ちゃん、律さん、梓ちゃん、私、紬さん、澪さん。
この順序だったはず。

律さんと、梓ちゃんなら多分大丈夫だと思うけど。
でも油断は禁物。

お姉ちゃん。
私が他の全員を殺して、守ってあげるからね。

15 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:37:37.19 ID:60GXOnV/0]
「みんなー、どこだー?」
震える、か細い声で呼びかける。
また、涙があふれてきた。
割れたスイカみたいな頭をした純の姿が、脳裏にはりついている。

「どうして、こんな」
足が震え、まともに歩けなくなった。

「ここに、隠れていよう……」

澪は一階、階段裏の、資材置き場のようになってる場所に、体を丸めて入り込んだ。

16 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:37:46.74 ID:cstr57080]
一人称か三人称かどっちかにしてくれ

17 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:38:44.61 ID:60GXOnV/0]
やっぱり、今日はついてないんだ。
梓は、自分の不幸を呪っていた。
別に、殺し合いを、する気なんてない。
でも、でも。まわりはそうとは限らないんだ。
だから、身を守れるように、強い武器を望んでいた。
ホントに、ホントに。最初から、誰も殺す気なんて無かったよ。
助かるために、少しくらいはよぎったかもしれないけど。
だからって。
ちょっとでも、悪いことを考えた罰にしては、少し重すぎるんじゃない?ねぇ神様。

なんで武器が、ガムテープなの?

18 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:39:32.80 ID:8ww9M+AD0]
バトロワかよ

19 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:39:53.49 ID:60GXOnV/0]
「律ちゃん!」
急に後ろから声をかけられて、律はぎくりと立ち止まった。
同じ場所に留まっては危ないと思い、階下に降りようとしていたところだった。
おそるおそる振り返ると、紬の姿が目に入った。
「ムギ。お前」
律は身構えた。右の拳に嵌めた、ナックルをちらつかせる。
「ちょ、ちょっと待って!律ちゃん!私、戦う気なんてないわ!」
両手を前に出して、ブンブンと大げさに振る。
「戦う気なら、わざわざ声なんてかけないでしょ!?武器も持ってないし!」
両手を振り回しながら叫ぶ。
「あ、ああ。そうか。まぁ、確かに。ごめんな」
構えをといた、その瞬間。律は、ドン、という衝撃を受けた。
自分のみぞおちに紬の両の掌がめり込んでいるのが見える。
「あ、が……」
声にならない声を発し、階下へ後ろ向きに落下する。
「だって、後ろから押したら、受け身取られちゃうかもしれないじゃない」
白濁していく意識の中、楽しそうに笑う紬の声を、律は確かに聞いた。

20 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:41:11.83 ID:60GXOnV/0]
「何!?今の音」
梓は体を硬直させた。
小さいころに、うどんを作っているのを見たことがある。
うどんの生地を、怖いくらいに叩きつけてこねていたんだけれど、そのときみたいな、音がした。
「でも今みたいに大きな音がするくらいだと、100人前は作れそうだな」
こんな時なのに、おかしなことを考えてしまう。
ちょっと頭が変になっているのかも。
だから、頭の変な私は、何も考えず、音のする方に向かって走っていた。



21 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:43:12.14 ID:60GXOnV/0]
梓が、妙な音に疑問を抱いていたころ、憂は理科準備室にいた。
「やっぱり無い、か」
憂の耳には律が落下する音は届かなかったらしい。
「ダメでもともととは思っていたけど、ずいぶん用意周到みたいだね」
何かないかと探してみたが、使えそうなものはひとつとしてなかった。
薬品の類はもちろん、アルコールランプ等まで回収してあるようだ。
ここに来る前に、家庭科室にも寄っていて確認済みだが、ガスまで止められている。
そちらも、包丁はもちろん、糸鋸や針、テグスにいたるまで、きれいさっぱり無くなっていたから驚きだ。
憂は叫び出したい衝動を抑えて「ふぅぅぅ」と深い、ため息をついた。

唯を探すついでに、武器探しをしていたが、成果のなさにイライラは募るばかりだった。

どこにいるの、お姉ちゃん。

スタートの教室がある二階を、隅々まで探索し終えた憂は、
階段を降りるか、それとも昇るか、思案していた。

22 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:44:01.36 ID:aghiDOOm0]
頑張って書いてるのは分かるが
全く才能ないな

23 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:44:37.68 ID:60GXOnV/0]
紬は狂ったように打ち付ける心臓を、落ち着かせるよう努めていた。
幸いにも、階段を駆け上って、四階の一番近い教室に身を隠せた。
異常なほど深く呼吸をしているはずなのに、息苦しいままで気を失いそうになる。
「な、なんで」
意識的に深呼吸を繰り返す。
「なんで、あんな勢いで、走って、くるのよ」
全力で駆けてくる梓の姿を思い出すと、恐怖でその場にへたり込みそうになる。

きっとあの子は、強力な武器を持っているに違いない。
でなければ、誰がいるか分からないあの空間に、走り込んでくるなんてことはしないはずだ。
……拳銃、だろうか。有り得る考えだと紬は思った。
近接武器なら、他の人も持っている可能性が高いのだ。
それでも、あの場に迷わず飛び込んでくるということは。
扱えるかどうか、ということに関しても考えたが、梓の両親は、確かジャズバンドをやっていた。
それなら海外にも行くだろうし、そこで拳銃を撃っていてもおかしくはない。

「ふふ、ふふふ……」
紬は自分の体を抱きしめるようにして、笑っていた。
当面の目標は、梓の拳銃を奪うことだ。
それさえあれば、このゲームに勝つ確率は格段に上がる。

「ふ、ふふふふ、ふふ……」
気持ちは、いつの間にか、完全に落ち着いていた。

24 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:45:48.95 ID:60GXOnV/0]
梓は、階段のところに、人影を見たような気がした。
その人影は、階段を昇って行ったように、見えたけど。
廊下を全力で駆けること十数秒。
そこで見つけたのは、頭から血を流し、ぐったりと横たわる律の姿だった。
その瞬間、頭の中から人影のことは消えた。
「律先輩!」
抱き起そうとしたが、少し逡巡する。
頭を打った人は、動かさないようにした方がいいんだったっけ。
しばらく、梓は「うんうん」と唸って考えていたが、
そうするのは、救急車を呼べる状態のときだという結論に達した。
このまま放っておいても、どうせ適切な治療なんてできっこないんだから。
とりあえず叩き起こすことにする。
「律先輩!律先輩!」
頬っぺたを両側からペチペチと叩く。
「うぅ、ん。ん?」
律がうっすらと目をあけた。
「律先輩!」
梓が抱きしめようとすると、ものすごい力で首を絞められる。
「あぐ、あ」
律の表情は憎悪にゆがみ、梓は、それを信じられないという表情で見ていた。

25 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:47:00.66 ID:ZP/PVnhL0]
つまんね^^

26 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:47:46.13 ID:60GXOnV/0]
頭がズキズキと痛む。
まるで、頭の中で半鐘が鳴り響いているような。
そして、闇。黒の中に黒を溶かし込んだ闇。
その暗闇の中で声を聞いた。自分のことを呼んでいる声。

「律先輩!」

突然、光の世界に放り込まれた。
目の前には、見覚えのある顔があった。梓だ。
なんで梓が。

「律先輩!」

そう叫ぶと、梓は私に掴みかかってきた。

殺される
殺される殺される殺される
ころされるころされるころされるころされるころされるころされる

嫌だ。
殺されたくない。

それなら、どうする。
そうだ。殺さなきゃ。

27 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:49:11.84 ID:60GXOnV/0]
梓は、今朝やっていたニュースの、占いのコーナーを思い出していた。

「さそり座のあなた。今日は何をやってもうまくいかない日。
失敗して、先生や、上司に怒られちゃうかも。
頼れる先輩に、助けてもらっちゃおう!ラッキーアイテムは……」

ごめんなさい。
きっと、私がいけないんだ。
自分が助かりたいばっかりに、悪いことを考えちゃったから。
最初から、助かる方法は、これしかなかったのかも。
ありがとう律先輩。
唯先輩も澪先輩もムギ先輩も憂も純も。
みんなありがとう。そして、ごめんなさい。大好きだったよ。

学校に、サイレンの音が、響き渡った。

28 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:49:43.98 ID:60GXOnV/0]
「ふふ、誰が、死んだのかしらね」
紬は非常階段を降りながら、微笑を浮かべた。
梓がいるであろう、普段使う方の階段は避けて、一階に行く途中だった。
それでも危険なことには変わりはないのだが。
「拳銃を持った梓ちゃんには勝ち目ないからねぇ……」
もちろん、他の誰かの武器を奪う算段である。
「どうせ会うなら、唯ちゃんか、澪ちゃんがいいわぁ」
木造の階段は、一段降りるごとにギシギシと軋んだ。
「憂ちゃんは賢そうだし」
手すりにはうっすらとほこりが積もっている。
「なにより、ちょっと頭がぶっ飛んでそうだし嫌だわぁ」
一階の床が、ギシリと音をたてた。

29 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:50:33.75 ID:60GXOnV/0]
床の軋む音を、澪は聞いていた。
叫び出しそうになるのを、必死に堪える。
いったい誰が来たんだろう。
早く、目が覚めないかな。
こんな悪い夢、いつまでも見ていたくないよ。

30 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:51:21.12 ID:60GXOnV/0]
憂は、三階の教室で息をひそめていた。
全てはあのサイレンが物語っている。

律さんが、梓ちゃんを、殺した。

あの常軌を逸した目。
自分に、あれができるのか。
いや、できるのか、じゃない。やらなきゃ。
待っててね、お姉ちゃん。
手の中のレンチを、固く握りしめた。



31 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:51:53.05 ID:60GXOnV/0]
頭が、痛い。
手に残った感触も、消えてくれそうにない。
梓の、最期の言葉が、耳の奥にこびりついている。

「ありがとう」

私は、何をしてしまったんだろう。

32 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:52:47.89 ID:60GXOnV/0]
足音が近づいてくる。
澪は気を失いそうだった。
廊下側に向かって歩いているなら、遠ざかるのに。
近づいてくるってことは、ここに来るってことじゃない。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
手で耳をふさぎ、固く目を閉じて、体を丸めた。

33 名前:アドセン.スクリックおねがいします mailto:sage [2014/04/30(水) 07:53:14.33 ID:0w7oDmJv0]
この非常事態に誰も彼も冷静にポエムやってるのは笑わそうとしてんの?

34 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:53:37.72 ID:60GXOnV/0]
今のはド、かな。
サイレンのせいで、少し耳がおかしい。
もうちょっとで、わかりそうだったんだけど。
みんな、殺し合いなんて、やめて。
助かる方法は、ちゃんとあるんだよ。

35 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:54:09.35 ID:60GXOnV/0]
「みーおーちゃんっ!」
澪は体をギュッと丸めた。
今の声は今の声は今の声は。
「ねぇっ!」
両肩に手を置かれる。
ヒィッ、と息を吸い込むような短い悲鳴をあげた。
……今の声は。
「む、ムギ?」
おそるおそる目を開ける。
「ピンポーン!大正解!」
満面の笑みを浮かべる、紬がそこにいた。

36 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:54:48.61 ID:TPWphB7p0]
さわちゃん先生「それではみんなには殺し合いをしてもらうわ」ニッコリ

「いきなりなんなんですか!冗談きついですよ!」
純は気色ばんで食ってかかったが、さわ子は表情を崩さなかった。

「鈴木さん」

さわ子は、貼りつけたような笑顔のまま、自分の耳元のあたりに手をやった。
「え?」
純の目が驚愕に見開かれる。

「うるさい」

そう言うと、さわ子は一気に手を振り下ろした。

教室に、鈍い音が、響いた。


さわちゃん先生 死亡

37 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:55:12.88 ID:60GXOnV/0]
この子に利用価値はあるのかしら。
澪を元気づけながら、紬は考えていた。
さっきのサイレンで死んだのは律ちゃんだろうけど。
でも。仮に、死んだのが唯ちゃん、憂ちゃんのどちらかだった場合。
……いや、ないわね。紬は自分の考えを即座に否定した。
サイレンは、梓ちゃんと律ちゃんが出会った直後に鳴ってる。
あの二人が、もし殺し合わなかったとしても、唯ちゃん、憂ちゃんのどちらかが死ぬのは、
澪ちゃんが殺したか、姉妹で殺し合ったかの2パターン。
そのどちらの可能性もほぼゼロだわ。
澪ちゃんはヘタレだし、あの仲良し姉妹だもの。
意識を失ってる律ちゃんが、拳銃を持った梓ちゃんに殺された。
あのサイレンの意味は、結局この答えにしかならないのね。
律ちゃんが生きてたら、澪ちゃんももう少し長生きできたのに。
人質としてだけど。

38 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:55:44.45 ID:60GXOnV/0]
「だから、大丈夫よぉ」
「そ、そうだよな」
ムギに会えて、少し元気が出てきた。
気付けば、震えもおさまっている。
「それじゃあ、澪ちゃん。行きましょうか」
ムギは廊下の向こうを指さすと、歩いて行ってしまう。
「ちょ、っと待て。どこへ行くんだ?」
走って近づこうとすると、ムギが突然振り返り、こちらに走り込んできた。
そのまま正面衝突する。あまりの痛みに床にへたり込んだ。
「いたぁ〜……。おいおい」何するんだ、と言おうとしたけれど、
途中からゴボゴボという、うがいをするような音に変わった。
喉の奥から熱い液体が溢れてくる。
おかしい。ぶつかっただけなのに、焼けるような痛みだ。
なんなんだよ、これは。

39 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:56:41.56 ID:60GXOnV/0]
紬は、自分の中から溢れる感情を、否定しようとはしなかった。
胸元から血を流し、口から血を吐き出して、上目づかいでこちらを見る澪を、
切り刻み、すり潰し、さらに苦しめて、殺してやりたい。
「ふ、ふふふ、ふふふふふふふふ」
そんな想像だけでも、絶頂に達しそうだった。
ふふふ、でも、残念。こんな状況なのがおしいわ。
あまり時間がないもの。
紬は心から残念に思った。しかし、次の瞬間、ひらめく。
あぁ、簡単に苦しめてやれるじゃない。
「ふふふ」
微笑を浮かべながら澪の耳元に顔を近づけた。
「さっきのサイレンね。死んだのは律ちゃんよ」
澪の喉がゴポゴポと激しく鳴った。
胸に刺さった包丁を一気に引き抜く。
「私が殺したの」

40 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:57:47.54 ID:60GXOnV/0]
理解ができない。
理解ができないこと、だらけだ。
早く、こんな夢から覚めて、学校に行かないと。
それで放課後になったら、部室に行くんだ。
唯が「澪ちゃんおそいよー」なんて言って。
ムギが紅茶を淹れて、くれるんだ。
それで、私が。ムギが律を殺した夢を見たよ、私も殺されたんだ、って言ったら。
律が「お前疲れてるんじゃないのか?」なんて。
疲れてるのは、お前らがちゃんと練習しないからだー、って怒って。
みんな笑って、ケーキを食べるんだよ。
だから、早く、さめないと。

サイレンの音が、学校に、鳴り響いた。



41 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:58:26.73 ID:60GXOnV/0]
あー、また聞こえなかった。多分、ソ、とかだったと思うけど。
これで、もう二人目。残りは、四人。
もうちょっとかかりそうだけど、お願い。
みんな、仲間を殺さないで。

42 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 07:59:26.29 ID:JIGCcKsA0]
参加人数少ないな

43 名前:アドセン.スクリックおねがいします mailto:sage [2014/04/30(水) 07:59:30.35 ID:0w7oDmJv0]
視点がコロコロ変わりすぎな上に読む側のこととか盛り上げ方を全く考えない無駄な地の文とか
清々しいくらいのオナニーだわ

44 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:00:06.13 ID:60GXOnV/0]
今回は、律さんじゃ、ない。
憂は、梓のそばから動こうとしない律の、様子をうかがっていた。
今のサイレン。殺されたのは澪さんか、ムギさん。

あえて、唯を思考から外したのは、憂の願望の表れでもあったが、
唯がいない世界は、憂にとって無意味なので、
その可能性を考える必要性がない、ということでもあった。

つまり。殺したのも、澪さんか、ムギさん。
そういえば。憂は気付いた。
律さん、大けがしてる。
梓ちゃんがやったんじゃないことは、見ていたから分かる。
そしてスタート直後、教室前で見張っていた私には、全てが理解できた。

澪さんを殺したムギさんは、今一階にいる。

45 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:00:38.60 ID:60GXOnV/0]
「ふ、ふふふ」
紬は血まみれで、笑っていた。
同じ場所に留まる意味はないのに。

その時、だった。

サイレンの音が、鳴り響いた。

46 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:01:24.13 ID:60GXOnV/0]
また失敗。聞こえなかった。
残りは私も含めて、三人。
もう、やめようよ。

47 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:01:59.28 ID:60GXOnV/0]
「誰、かしらね」
梓ちゃんが、不意打ちでやられてくれてるといいんだけど。
唯ちゃんか、憂ちゃんか。
ギシリ。
紬の思考は、階段の軋む音で中断された。
踊り場の陰に、誰か、いる。これが、梓ちゃんだったら。
やはり、同じ場所に、留まるべきではなかった。
そんな後悔や反省とは裏腹に、紬の顔は愉悦の笑みに歪んでいた。

48 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:02:32.68 ID:60GXOnV/0]
しまった。近づきすぎた。
憂は、足元を恨めしげににらんだ。
でも、確実に当てるには、ここでも遠すぎるけど。
少し逡巡したが、おそらく相手に気付かれている以上、近づくのは危険だ。
私なら、この位置からでも当てられる。
憂は、大きく振りかぶって、投げた。

49 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:03:13.26 ID:60GXOnV/0]
咄嗟に対応できるよう、身構えていた、つもりだった。
それこそ、拳銃を持った梓が相手でも。
側頭部に、激しい衝撃を受け、紬はバランスを崩した。
包丁は、なんとか手放さずに済んだが、地面に這いつくばるような格好になる。
まずい。今襲われたら。
なんとか立ち上がろうとするが、下半身に全く力が入らない。
相当脳を揺さぶられたらしい。
「ふ、ふふふ」
無意識に、笑いがこみあげてきた。
私は、死ぬのかしらねぇ。
想像しただけで、絶頂に達しそうだった。

50 名前:アドセン.スクリックおねがいします mailto:sage [2014/04/30(水) 08:03:33.03 ID:0w7oDmJv0]
つまんね



51 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:03:53.27 ID:60GXOnV/0]
やった!うまくいった!
憂は、小さくガッツポーズをした。
律さんから奪ったナックルを、梓ちゃんのバッグに入っていたガムテープでグルグル巻きにして、
ちょうど、踊り場から、ムギさんがいる位置までの距離分になるようにガムテープの長さを調整、
そしてナックルを、踊り場の陰から、階段の手すり部分に向かって投げると、
遠心力でムギさんの死角から、ナックルが飛んでいくって仕組み。
こちらからも見えないし、当たるかどうかは五分五分だったけど、大きな賭けに勝った。
憂は、念のため、同じ要領で、紬をレンチでもう一撃し、階段を降りて行った。

52 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:04:34.04 ID:60GXOnV/0]
紬が視線だけを動かすと、憂が階段を降りてくるのが見えた。
「あぁ、憂ちゃんなの。ちょっと驚いたわぁ……」
吐き気を堪えるようにして、紬はそう言った。
「ええ。お姉ちゃんのために、頑張りました」
憂は、ガムテープで紬を後ろ手に縛った。
「そこまでやるの。さすがに、もう動けないわよ」
足もガムテープで縛り始める。
「ふ、ふふふ。徹底してるわね。……律ちゃんはあなたが殺したの?」
紬はレンチで背中を殴られると、短い悲鳴を上げた。
「ええ、戦場で呆けてたんで、後頭部をこれで一撃」
異様なほど、冷たい声だった。

憂も、自分と同じく、何かに取りつかれている。
紬は、自分が縛られた意味を、理解した。

53 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:05:14.72 ID:60GXOnV/0]
「い、いくつか。質問、が、あるんだけど。いい、かしら」
何度目か、十何度目かの殴打を受けた後、意識を取り戻した紬は尋ねた。
「はぁはぁ……。いいですよ」
肩で息をしながら、憂は腰を下ろした。手に嵌めたナックルを外す。
さすがに少し疲れたらしい。
「わたしが。ここにいるのが。なんで。わかったの。かしら」
不自然に単語を区切りながら言う。
半ば、意識を失いかけているようだ。
「スタート直後、教室の前で待ってたんですよ。それで、ムギさんが上に行ったのを確認しました。
そのあと、教室の前に戻って、澪さんが出てきたので、一階の非常階段の裏に隠れるところまで尾行したんです。
私はずっと二階を探索していたんですけど、澪さんはそこから動く気配が無かったから。
そして、律さんが大けがをしていて、やったのは私でも、梓ちゃんでもない。
それなら残るは、上の階に行ったあなただけでしょう。やることに躊躇が無いなら、澪さんなんてすぐ殺せるだろうし。
まぁ、まさかその場に留まるとは思っていなかったですが、一階にいることさえ分かれば、場所なんてすぐ特定できます」

54 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:06:19.20 ID:60GXOnV/0]
「ずいぶん。雑な」
紬はしゃべろうとしたが、意識が途切れかかっているのか、虚ろな目でか細く息をしている。
憂は、足で蹴って紬を仰向けにすると、レンチで膝を思い切り殴りつけた。
「きゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!」
死にかけの芋虫のように、転げまわる。
憂は、下腹部を踏みつけると、見下ろすようにして言った。
「別に叫び声は聞きたくありません。雑な、なんでしょう。何か言いかけてたような気がしたんですが」
抑揚のない声だった。
紬は大粒の涙を流しながら、憂をにらみつける。
「雑な、推理だな、って、言いたかった、のよ。あなたの、大好きな、唯ちゃんは、どこ、行ったの」
憂は、無言のままレンチで、紬の、肩を、腕を、手を、腿を、膝を、足を、おなかを、わき腹を、
アバラを、首を、顔を、頭を、目を、耳を、鼻を、口を、滅茶苦茶に、殴打した。

殴った、殴り続けた。
ずっと。ずっと。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。

憂の世界で、サイレンの音は、永久に鳴り響かなかった。

55 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:07:26.18 ID:60GXOnV/0]
もう、だめだ。
ようやく、全部の音、聞こえたんだけど。
私、一人になっちゃったよ。

56 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:07:30.97 ID:FQhMmJs1O]
>>2
はよ

57 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:07:55.64 ID:GmEdYBa/0]
書き溜めたことは評価する

58 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:08:24.74 ID:60GXOnV/0]
「よく生き残れたわね。唯ちゃん」
最初の教室に戻ると、さわちゃん先生が、笑顔で出迎えてくれた。
「はい。私、あのとき校内にいた全員の足音が、聞き分けられたから」
笑顔が、驚いたような顔になって、そして、歪んだ。
「本当なの?それ」
私は答えない。それが私の答え。
さわちゃん先生は、ふぅ、ってため息をついた。
「まぁ、いいわ」
そう言うと、壁に向かって歩き出した。
「こっちへいらっしゃい。首輪、外してあげるわ」
私が首に手をやると、カチリと音をたてて、首輪が外れた。
「その必要は、ありません」
さわちゃん先生の顔が、驚愕に、染まった。

59 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:08:57.68 ID:60GXOnV/0]
「なん、で」
「私、最初から全部聞いてました。全員の足音って言うのは、さわちゃん先生達も含めてです」
さわちゃん先生は、金魚みたいに口をパクパクとさせていた。
「ありますよね。解除のパスコード。不思議だったんですよ。
同じ校舎内にいるはずなのに、音が消えたり、現れたりするんですから。
さっき、壁に向かって歩いていましたけど、そこの扉のパスワードは938475937603211ですよね。
一つだけだと無理だったけど、たくさんあったんで解読は可能でした。
……でも時間がかかりすぎた。みんなを犠牲にしてしまいました。
首輪の解除は、データ通信の音を解析して、推測可能なんですよ。
一人でもいいから助けたかったけど、私の力では、五人分のサイレンを聞かないと、ダメでした。
もうちょっとヒントがあれば良かったんだけど、さすがにそんなに甘くはないですよね。でも……」

「でたらめを言うな!」

さわちゃん先生が机をたたくと、ドンッ!と大きな音がした。
「今のは、ミ、の音ですよ」

60 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:09:44.72 ID:60GXOnV/0]
「そんなことが可能なわけがない!」
また、ミ、の音がした。
「可能です」
私はきっぱりと言う。
「世の中は全部、音でできてるんです。音さえ分かれば、なんでもできるんですよ」
「例えば、……あああああああああああああああ」
カチリ、と音がして壁にある扉のロックが外れた。
「な……」
「ね。今、パスワードと同じ音で声を出したんです。そうしたら、機械が勘違いしました」
さわちゃん先生は、目を見開いて、黙って首を振っていた。
「さわちゃん先生にも、ついてますよね。この首輪と同じ爆弾」
膝から、崩れ落ちる。
「じゃあ行きますよ。……あああああああああああああああああ」
「やめてええええ!!!!」
さわちゃん先生の悲鳴が響いた。



61 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:10:18.78 ID:60GXOnV/0]
「……なんだよ、これ」
律ちゃんが不満そうに言う。
「えー!いいじゃんいいじゃん!面白いじゃん!」
私は自己弁護した。
「私もなかなかいいと思うわよ」
ムギちゃんも同調してくれる。
「全然良くないですよ!なんで私が一番最初に死ぬんですか!即刻作り直すべきです!」
「なんでよー!あずにゃーん!」
「わー!やめてくださいです!こんなのおかしいです!」
「あれ、澪は……」
澪ちゃんは部室の隅で震えていた。
「怖い怖い、血がいっぱいでてる……」
「澪は怖がりだなぁ。たかがゲームでさぁ」
律ちゃんが呆れたように言う。
「純ちゃんと憂ちゃん、あと、さわ子先生には、教えない方が良いかも知れないわね」
ムギちゃんが笑いながら言った。
「まぁ、でもさすがに唯のこの天才設定はねーよな。ありえねーもん」
「天才設定?どのへんが?律ちゃん」
「え?お前、これできんの?」
「え?みんな、できないの?」
「「「「え?」」」」

終わり

62 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:11:22.37 ID:JIGCcKsA0]
うわつまんね

63 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:13:04.02 ID:0dEXhCah0]
とりあえず読みにくい

64 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:13:21.30 ID:60GXOnV/0]
>>16>>33>>43
やっぱ読みづらい?こういうの

65 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:14:23.18 ID:4WjEWinK0]
視点変わるのはわざとだろうから良いけど改行くらいしてくれないと読みにくい

66 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:14:36.99 ID:60GXOnV/0]
>>63
あー、そうだよね。ごめん
こういう視点コロコロ変えるの書いてみたかったんだけど、難しいな

67 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:15:06.12 ID:em0pSi5f0]
視点が動きすぎて誰がなにしてるのかわかり辛い

68 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:16:10.30 ID:60GXOnV/0]
>>65
改行足りないかな。PCだと普通に読めると思うんだけど
もうちょい細かくやるわ
>>67
ごめん。ちょっと書いてみたかった

69 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:16:39.56 ID:KnJ3eMCri]
とりあえず最初に純ちゃんを消す流れはやめろよ

70 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:16:42.58 ID:60GXOnV/0]
>>57
ありがとう



71 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:17:41.49 ID:4WjEWinK0]
他の奴が書くみたいにセリフ毎に1行空ければいいやん
内容は個人的に面白かったと思う

72 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:18:10.92 ID:60GXOnV/0]
>>69
バトロワのパロディがやりたくて……
主要キャラ消すの忍びないから純ちゃんにしたんだよ
別に純ちゃんに恨みがあるわけない
和は当初、さわ子の助手にする予定だったけど、使いづらいから出さなかった

73 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:19:37.84 ID:60GXOnV/0]
>>71
あー、改行ってそこか
最初それで書いてたんだけど、レス数がかなり増えたからまとめちゃった
やっぱりその方が読みやすいよね
評価thx

74 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:19:52.42 ID:tpuYGpWE0]
憂はさわちゃんが殺したの?

75 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:20:04.63 ID:/gFngW/N0]
最後は憂が全員殺して自殺ENDがいいな

全部読んでないけど

76 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:21:48.65 ID:VSe32U2u0]
とりあえず改行
視点分かり辛い
プロットというか舞台設定もうちょっと練り込めるだろ
バトロワ物なら過去にもあったぞ
それと二人称以外でもさわちゃん先生って

77 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:22:52.23 ID:7IjaXHQw0]
貼り付けた笑顔

78 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:23:26.68 ID:JIGCcKsA0]
憂は自殺だろどう考えても

79 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:23:35.59 ID:60GXOnV/0]
上の方で一人称か三人称か統一しろってレスいくつかあったけど、そっちの方がいいかな?
一応、基本は三人称で、登場キャラが思ってることは一人称にしてたんだけど、これだとゴチャゴチャしちゃうかね

>>74
憂ちゃんは発狂死したって感じで書いてた
ちょっと端折りすぎて分かりづらいよね。これだと

80 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:23:36.38 ID:Zj5vr/Tr0]
読みにくかったけどまあ面白かった乙



81 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:27:16.85 ID:60GXOnV/0]
>>76
ごめん。こういう視点コロコロするやつが書きたくて思い付きで書いたから
今度何か書くときはもうちょっとちゃんとやるよ
アドバイスthx

実はさわちゃん先生のところは自分でも書いてて混乱してた
他の一人称、三人称のところも自分で分からなくなってかなり書き直してる

>>77
貼り付けたような笑顔、か

82 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:28:56.05 ID:60GXOnV/0]
>>75
憂皆殺し自殺ENDとムギちゃん無双のどちらかを想定して書いてたんだけど、
書いてるうちにブレて中途半端になってしまった
書きながら考えてるとやっぱダメだねこういうのは

>>80
ありがとう

83 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:32:33.80 ID:60GXOnV/0]
みなさんお付き合いしてくれてありがとう
またなんか投下すると思うからよろしくね

84 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:38:11.27 ID:VSe32U2u0]
やるなら夜のがいいんじゃないかって気がするが
お疲れ

85 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします mailto:sage [2014/04/30(水) 08:41:06.44 ID:60GXOnV/0]
>>84
ありがとう

86 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします [2014/04/30(水) 08:42:55.72 ID:onVZDlpBO]
おつおつ
面白かた

87 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします mailto:sage [2014/04/30(水) 08:43:31.74 ID:60GXOnV/0]
>>86
ありがとう






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