- 430 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん [2005/12/30(金) 21:37:00 ID:qntgF2p/]
- >>407
たいそう暑かったが快い夏の日であった。会津の雪の連峰も、日光に輝いていると冷たくは見えなかった。 米沢平野は、南に繁栄する米沢の町があり、北には湯治客の多い温泉街の赤湯があり、まったくエデンの園である。 「鋤で耕したというより鉛筆で描いたように」美しい。 上ノ山は清潔で空気がからりとしたところである。 美しい宿屋が高いところにあり、楽しげな家々には庭園があり、丘を越える散歩道がたくさんある。 ここは日本でもっとも空気がからりとしたいるところの一つだといわれる。 もしここが外国人の容易に来られる場所であったら、美しい景色を味わいながら各方面にここから遠足もできるから、彼らにとって健康的な保養地となるであろう。 私は彼女の優美さと気転のきくのにはまったく感心する。どれほど長いあいだ宿屋を経営しているのかと未亡人にたずねたら、彼女は誇らしげに「三百年間です」と答えた。 山形県は非常に繁栄しており、進歩的で活動的であるという印象を受ける。 上ノ山を出るとまもなく山形平野に入ったが、人口が多く、よく耕作されており、幅広い道路には交通量も多く、富裕で文化的に見える。 酒巻川で私は、初めて近代日本の堅固な建築ーすばらしくりっぱな石橋で、ほとんど完成するところであった。−を見て、とても嬉しかった。 一方には雪を戴いたすばらしい連峰が南北に走り、一方には側面にところどころ突き出た断続的な山脈があり、この楽しく愉快な地域を取り囲んでいる。 ほれぼれとして見たくなる地方で、多くの楽しげな村落が山の低い裾野に散在している。 温度はただの70度で北風であったから、旅をするのは特に愉快であった。 今朝新庄を出てから、険しい尾根を越えて、非常に美しい風変わりな盆地に入った。 ピラミッド形の丘陵が半円を描いており、その山頂までピラミッド形の杉の林で覆われ、北方へ向かう通行をすべて阻止しているように見えるので、ますます奇異の感を与えた。 その麓に金山の町がある。ロマンティックな雰囲気の場所である。 イザベラ・バード「日本奥地紀行」から引用 >ちゃんと日本奥地紀行も読んだか? >朝鮮と大して変わらんぞ へぇぇ、そうなんだ・・
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