- 33 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん [2008/11/14(金) 08:55:59 ID:CrVJeULZ]
- 首相、IMF強化表明へ ドル基軸体制の維持も鮮明に
2008年11月14日5時25分 麻生首相は、世界的な金融危機を克服するための包括提案をまとめた。14、15両日にワシントンで開かれる 金融サミット(G20)などで表明する。国際通貨基金(IMF)の機能強化を打ち出すほか、 欧州や新興国からドルを基軸とした国際通貨体制の見直しを求める声があがるなか、 ドル基軸体制を維持する立場も鮮明にする。日本政府は首相提案の具体化のひとつとして、 アジア各国と資金を融通しあう枠組みを強化する方針だ。 首相提案はまず、危機の再発防止のため「各国の協調行動が不可避」と指摘。 (1)短期的な金融市場安定化策(2)中期的な金融危機防止策(3)長期的な通貨体制 ――に分けて具体案を打ち出す。 短期では、金融機関に対する公的資金による資本注入などを挙げ、中期では、IMFの金融市場に対する 監視機能、危機を早期に発見するための早期警戒機能の向上を掲げる。IMFが新興国や中小国を十分支援できる よう、各国に増資を呼びかけ、日本政府としては、最大千億ドル(約10兆円)を貸し付ける方針を表明する。 金融機関への規制や監督の強化では、日米欧の金融監督当局などでつくる金融安定化フォーラム(FSF)を、 銀行、証券、保険に関する各国際機関の上位組織と位置づけたうえで、IMFとの連携を強め、 新興国もメンバーに入れることで体制強化を図る。 長期的な通貨体制では、「現在の国際経済・金融システムが依拠しているドル基軸体制を支える努力を払うべきだ」 と強調。米国発の金融危機を受け、ブラウン英首相が「ブレトンウッズ体制に代わる新しい枠組みづくり」を 提唱するなど、欧州や新興国は新たな金融秩序づくりを求めている。麻生首相は日米同盟を外交の基軸とする 日本として、ドルを支える姿勢を明確にする。 ■麻生首相提案の骨子 ●金融危機の再発防止のため、各国の協調行動が不可避 ●外需依存の大きな国は内需主導型成長モデルに転換 ●IMFの早期警戒機能の向上 ●新興国支援のため、IMFの増資が必要。日本は最大千億ドルの資金を融通 ●各国の金融監督当局などでつくる「金融安定化フォーラム」を上位組織に位置づけ、新興国もメンバーに再構成 ●国際的な会計基準づくりに企業や投資家等も関与 ●ドル基軸体制を支える努力を払う www.asahi.com/business/update/1114/TKY200811130313.html www.asahi.com/business/update/1114/TKY200811130313_01.html
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