- 2 名前:帰って来た仕事コナカッタ元声優φ ★ mailto:sage [2013/10/13(日) 07:58:35.11 ID:???]
- >>1の続き
また、永住権を有しているにも拘らず、外国人登録証明書の携帯を義務付けられることも、 被差別意識を高める要因のひとつといえるだろう。たとえ運転免許証を持っていたとしても、 外国人登録証明書を持っていなければ警察署に連行されて、身柄引受人が来るまで拘束されるのである。 何か異様な事件があると、その全てを在日の仕業とする日本の風潮は、この感覚から生まれているのではないだろうか。 ただの嫌がらせとしか思えない警察対応で受けた屈辱は、現在も忘れられない。 在日という呪縛は、結婚時にも俺を苦しめた。俺は日本人と結婚したのだが、妻や子供達と同じ姓を名乗るには、 氏名変更で妻の姓を金田に変えるか、韓国に帰化させる必要があるのだ。俺の姓を見れば在日コリアンであることは一目瞭然であるし、 子供を日本人として育てるならば、違う姓で暮らすことになっても妻の姓を名乗らせたい。 物心ついた時から自分が韓国人であることに違和感を覚えていた俺は、生まれ来る子供達を在日にしたくない一心で帰化することに決めた。 婿養子のような形で嫁の戸籍に入り、自分で自分の名前をつけて、ようやくに在日の呪縛から解き放たれたのである。 振り返れば、在日韓国人で良かったと思ったことは、ほとんどなかった。 強いてあげるなら、空港の入国審査で日本人と外国人のゲートを両方使えることくらいだ。 それでも、パスポートすら持てない在日朝鮮人と比べれば、かなりマシな人生だと言える。 高校時代、朝鮮籍を持つ親戚の家に遊びに行った時の話だ。部屋の至る所に飾られた金日成と金正日の写真を指さした俺は 「なぜ、こんな奴等の写真も飾っているのか」と、単刀直入に質問したことがあった。その途端に激高した彼らは、 俺を責めるように長々と金親子の素晴らしさを説いて、日本と韓国を罵りながら自分達の正当性を訴えてきた。 毎日1時間、常に金親子の写真が飾られている教室で、如何に金親子が偉大であるのかということを学ぶ "学習"と呼ばれる授業を受けてきた彼らにとって、金親子は子供の頃から慣れ親しんだヒーロー的な存在なのである。 そんな彼らも、2002年に金正日が日本人拉致事件を認めたことで祖国の実態を知り、 金親子の肖像を壁から下ろして韓国籍を取得した。 在日朝鮮人が日本に帰化することは難しいが、韓国籍を取得するのは容易なのである。 国籍変更に馴染みのない日本人にとって、信じていた祖国を捨てる彼らの思いは計り知れないだろう。 一時期の韓流ブームや日韓共催のワールドカップによって、俺達を見る目は随分と良くなり、はっきりとした友好ムードを感じ取れた。 韓国人がもてはやされた一時期は、帰化したことを悔いることもあったほどだ。それ故に、昨今の韓国政府による反日姿勢は残念でならない。 自分が帰化して日本人になったからというわけではないが、 竹島の不法占拠や盗まれた仏像の未返還問題にみられる泥棒まがいの厚顔無恥な振る舞いには言い知れぬ怒りを覚えるし、 米国内に慰安婦像を設置する朴槿惠大統領の顔をみればイラつくのである。 それとは逆に、在特会などの嫌韓デモの報道を目にすると、マイクを持っている奴らを殴りたい気持ちになる。 俺個人のことを言えば、ささやかながらも毎年きちんと納税しているし、 逮捕歴もなければ生活保護を受けたこともないので、彼らに指を差される覚えはないのである。 韓国では半チョッパリと馬鹿にされ、日本では在日や第三国人、帰化者、チョンなどと呼ばれて忌み嫌われる。 韓国籍を捨て、日本人のフリをする必要がなくなった俺はいま無国籍人として生きている。 Written by 東郷龍司
|
|