- 2 名前:ねこ名無し ★ mailto:sage [2017/10/21(土) 11:55:11.07 ID:CAP_USER.net]
- (>>1の続き)
「ルートのトラブル、降りるまで文句」 乗ったタクシーの運転手が外国人だった時、日本人のお客さんは、どのような反応をするのでしょう? 林さん(中国)によると、トラブルになりやすいのはルートだそうです。 「乗車してからずっと文句を言い続けた人もいました」 金さん(韓国)も、「乗車してから降りるまで、『バカヤロウ』など、ずっと悪口を言い続けていて…そんなお客さんに何人も、遭遇しました」。 一方、外国人の乗客は大体、目的地のメモを持ってくるそうで、ルートでのトラブルはほとんどなく、経路で苦情が出るのは、ほとんどが日本人のお客さんだそうです。 ただし、金さん(韓国)は「たとえクレーマー的な態度をとるお客さんであっても、個人の性格だと思っています。日本人全体に当てはまるのは、間違いだと思います」と言います。 そして、トラブルが起きた時の対処方法は「ひたすら謝る」だそうです。 「このようなお客さんは極少数派なので、さっさと忘れて、次のお客さんへのサービスを切り替えちゃいます」(林さん、金さん)。 地理覚えるため「走るしかないです」 外国人のタクシー運転手が苦労する「地理」。 金さん(韓国)は「走るしかないです」。梁さんと林さん(中国)も「休まず走る」と言います。 ウエハラさん(ブラジル)は、走ったところを全部メモして、エクセルに入力しているそうです。 研修中のセリムさん(エジプト)は「地名の読み方が難しく、分からない言葉が多いので、グーグルやヤフーなどの検索エンジンに一つ一つ入れて、覚えています」。 乗車初日、母国語で「頑張ってくださいね」 外国人の運転手ならでの心温まる場面も教えてくれました。 ウエハラさん(ブラジル)が乗車した初日のことでした。 「日本語はそれほどうまくないし、また経験もないので、かなり緊張しました」 その日、乗せたお客さんが乗務員の名札にある「リカルド」という名前を見て「ブラジル人ですか」と聞いてきたそうです。 ブラジルで3年間、働いた経験があったという、そのお客さんは最後にポルトガル語で「頑張ってくださいね」と話してくれたそうです。 ウエハラさんは「それは、それは、忘れられない出来事でした……」と目を潤ませながら語りました。 母親が台湾出身という林さんは、台湾好きのお客さんとパイナップルの話で盛り上がったこともあるそうです。 1人で仕事をするタクシー運転手という仕事柄、母国の話ができるのは、外国人運転手にとってうれしい出来事のようです。 ルートでのトラブルがある一方、金さん(韓国)は「道を教えてくれるお客さんは、うれしいです」と話します。 「都心部を走るほど、親切に道を教えてくれるお客さんが多い印象があります。いつも、心が温まります」 若い中国人の新入社員2人は「チップ」がうれしいそうです。 「お釣りがいらないって言ってくれると、それだけでも一日がうれしいです」(梁さん)。 「5千円のチップをもらった時は、ありがたかったです」(林さん)。 (続く)
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