- 1 名前:やっぱアホーガンよφ ★ [2007/06/20(水) 22:26:17 ID:???0]
- 原子を作る陽子や中性子に働く力の仕組みを、素粒子レベルで統一的に説明することに、
筑波大大学院数理物質科学研究科の青木慎也教授らが、スーパーコンピューターを使った 大規模な模擬計算で成功した。 陽子や中性子が結びついて原子核になる性質を解明した「湯川中間子論」も、最先端の 理論で正しさを確認できた。 陽子や中性子は、距離が近くなると反発力が働き、離れようとすると逆に引力が働くことが 実験で示されている。この力は「強い力」と呼ばれ、原子核が安定して存在できる性質を 生んでいる。 陽子や中性子はクオークという素粒子が3つ集まって出来ており、「強い力」はクオークに 働くと考えられている。だが、クオークの振る舞いを示す法則(量子色力学)をもとに、陽子や 中性子に生まれる力を確かめるには、膨大な計算が必要でこれまで検証されていなかった。 青木教授らは、高エネルギー加速器研究機構のスパコンを使って、クオークの振る舞いを 計算。その結果、陽子や中性子に働く力の性質を、量子色力学から導き出すことに成功した。 湯川中間子論は各種実験でその正しさは確認ずみ。青木教授は「クオークが見つかって いない時代に考え出された湯川博士の理論を、より根源的なクオークの理論をもとに検証 できた」と話している。 FNN Headline www.yomiuri.co.jp/science/news/20070620i403.htm
|
|