- 195 名前: うどん屋(樺太) [2008/01/18(金) 00:37:27.62 ID:tW1OOXyDO]
- だが、道行く人は皆私を避けてゆく。
まるで、汚いものでも見るような目で。 目の前を小学生の女の子がこちらに歩いてきた。 「あの子は!」 自分が猫であった頃、食べるものもなく途方に暮れていた自分にお菓子をくれた少女だった。 少女の元へ駆け寄り、ありがとうを言う。 「ニャォ、ニャォ」 少女は顔を強張らせ、正反対の方向へ走り出した。 どうしたんだろう。 その後ろ姿を追いかけ、再びありがとうを言う。 「ニャォ、ニャォ」 少女は必死の形相で走り去って行った。 ・・・何かがおかしい。 ふと、横の家のガラスに映った自分の姿が見えた。 そこには中肉中背で丸坊主の、前歯が欠けた汚ならしい男が立っていた。 ・・・これが・・・私? みたいな小説教えてくれ
|
|