- 1 名前:名無し戦隊ナノレンジャー! mailto:sage [2012/08/25(土) 23:32:23.39 ]
- ゴルゴ先生、よろしくお願いします
質問のある奥様、どうぞ 日々の練習の励みにしましょう
- 127 名前:ゴルゴ13 [2012/09/15(土) 02:19:35.36 ]
- これらの方法は、短時間で集中して行わなければなりません。集中力が大切です。
実技以外(ソルフェージュ等)についての補助教材にパウル・ヒンデミット著「音楽家の基礎練習」を利用すると大変良い。 使い方は、先ずは基本的な課題のみを行ってください。初見で上手く行かないのなら、練習をしてでも良いので、 正確さの上で完璧にできるようにしましょう。 その際、テンポが一定で決してブレないこと。 音楽芸術は確かに自由度が高く個別性が重要ですが、それを発揮させるためには、自らを律し自らを正確にスピーディーに コントロールする能力やスキルが必須であることは解ると思います。そのための訓練と思ってください。 言語に障害や困難があってば、キャスターやアナウンサー司会者などにはなれない・認められないのと同じことなのです。 さて、その練習の際の注意です。自分にとり完璧・正確に、間違いやつっかかかえが無いような無理の無いテンポでも、 一定のテンポ正確なテンポならよいのです。 たとえ、普通の人のテンポより恐ろしく遅いテンポでしか行えないとしても、構わないのです。 ソルフェにおいてはメカのような正確さが最重要ですし、遅いとしても正確に行えるようにあれば、 今のあなたよりはずっと良くなれるからです。 正確に行えた上で、段々と速くしていけばよいのです。この活動を通じ、初見ができる能力・脳に変わっていくものだからです。 初見も自然に行えるようになってきます。悲観的にならず、安心して取り組んでください。 一般の人より恐ろしく進度が遅くても構わないのです。 根気良く行えば、差は詰められ、いつまでも差があるということは滅多にないことです。 書き取り出題(聴音)
- 128 名前:ゴルゴ13 [2012/09/15(土) 02:27:31.24 ]
- (続き)
書き取り出題(聴音) 書き取り出題(聴音)対策には、和音を利用した「固定ド」音感の養成の方法です。 ここで注意は、多くの人が言葉として使っている「絶対音感」というのは、本来の意味の絶対音感ではなく、 「固定ド音感」であることが殆どです。しかし、固定ド音感でも、聴音には十分過ぎるほどのものと考えてください。 聴音は、弦楽器や鍵盤楽器を行っている人の場合は、特別に訓練しなくても「固定ド音感」があるので、楽にクリアできます。 しかし、そうではない声楽その他の場合、音を判別する能力つまり音感(固定ド音感)のところで困難があることが多い。 音感は、特殊な記憶の一つといわれています。単なる記憶力に過ぎないのです。とすれば、絶対音感でなくても 固定ド音感なら体得し易く公表はされませんが、きちんと訓練することにより身に着けることができるものなのです。 さて、固定ド音感とは、具体的には、例えば耳にした音楽の当該構成音が、音名(ドレミファ等々)で どの音であるのかわかる能力をいいます。 この能力を鍛えるに適した方法を発見し、実験した結果25〜35歳の男女につき 15人中10人程度が固定ド音感の能力が高まった・習得できたことが確認できました。 いくつか方法がありますが、まず一つを紹介します。
- 129 名前:ゴルゴ13 [2012/09/15(土) 02:29:41.53 ]
- (続き)
[方法1] 自分ひとりで行うのも可能とは思いますが、できれば他人にしてもらうのが理想的です。 1. 例えば三和音から始めましょう(なれてきたら、音を増やしていきます)。例えば ドミソ(CEG)を使います。 この和音を鳴らし、よく聞きましょう。 2.次に、ド ミ ソ を単体で鳴らしよく聞いてから、もう一度 ドミソの和音を鳴らしよく聞きます。 3.今度はドミソを鳴らし、ドだけ・ミだけ・ソだけというように、一つの音だけが聞こえてくるように神経を集中していきます。 鳴らしてからしばらく経つと聞こえてくるのが解ります。これが、だんだんできるようになるまで訓練します。 聞こえてくるようになるまでの時間が短くなりはじめてきたら、固定ドへの門が開き始めます。 4.次に ドソだけを鳴らし、除いたミの音を想像し音を頭の中で鳴らす訓練になります。 5.この手順を、全ての和音構成音で行います。 もし、3.4.のところでなかなか上手く行かなければ、次の方法を採ってください。 [補足手順] 1. ドミソの和音のミを聞きたい場合、ミを除いたドソを鳴らし、その和音の響きを聞いてください・味わってください。 2.次に、ミを加えたドミソの和音を聞き味わってください。 この二つの和音の違いが解れば、良いのです。 3.何回か2までを行い、ドミソを鳴らし、ミの音に意識を集中すれば、ミの音が明確に響いてきます。 音感やリズム活動等の基本的能力に自信の無い方の場合、闇雲に大量の聴音課題や初見視唱課題を行うより、 まずは上記の訓練を先に行うほうが、圧倒的に効率的(速やか)に実力は伸びます。
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