- 888 名前:名無しさん@恐縮です [2021/07/23(金) 13:35:24.24 ID:lrdKWfC40.net]
- アマボクは単なるプロボクシングのアマ部門ではなく、
柔道やレスリングと同じように、ある程度アマだけで 完結された世界がある。 日本の警視庁や自衛隊所属の選手のように、軍隊や 警察の体育部、社会主義国のステートアマの代表として 国際大会に出場し、メダリストクラスでもアマだけで 競技生活を終える選手も少なくない。 日本ではアマはプロの準備段階と捉えられる傾向が強く、 純アマのレベルははっきり言って低かった。 日本がアマボクの五輪や世界選手権で獲得したメダルの 数はアジアでも韓国やタイには遠く及ばず、北朝鮮以下。 インターハイや国体〜冠をアマリート扱いでプロデビュー させ、「国内最短〜戦目で世界挑戦」というプロボクサーの 育成面では百害あって一利無しの育成をしてきた日本の ボクシングで、村田の五輪金、しかもミドル級でというのは 余りにも規格外過ぎて、プロ転向を決めた時にまともな キャリアを歩めるのか疑問だった。 実際帝拳の本田も「村田はいつになったら世界挑戦するんだ?」 なんて(自分達がそう仕向けてきた自業自得だが)ニワカの 意見に悩まされてもいたようだ。 当初の心配通り村田は、デビュー1〜2年目で戦うには中途半端に 強過ぎる、世界を見据えた段階で戦うには弱すぎる相手とばかり 戦い、試合の間隔も無駄に長い、世界基準だと決して骨太とは言えない 悪い意味で日本人らしいキャリアを歩みながらも世界王者になり、 こうしてキャリア晩年に念願の試合が出来るようになったんだから 大したもんだと思うよ。
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