- 354 名前:名無しさん@恐縮です [2019/04/17(水) 00:14:56.25 ID:TLjic3p40.net]
- >>336
めずらしい事ではない。習作の時期の模倣を「作品」として発表したり商売したことが問題。 優れた作品の模倣を通してそこに使われている技術を習得して、それを使ってオリジナルな表現を したものが「作品」であるべきで、シェイクスピアの時代には著作権だのオリジナルだのという概念が ほとんど無かったから同じ題材が氾濫したし、「ロミオとジュリエット」もあくまでもシェイクスピア版で あって生み出したのは別の人間だが、新しいものを付け加えたり最高の状態に仕上げたものが 後世に残った。ピカソが「天才は盗むのではなく奪う」と表現したのはそういう意味合いであり、 模倣を発表するにしてもオリジナルより優れてなければ世界に存在する必要がない。 こういう話が載っている本は出版社が嫌がるので非常に数が少ないが「盗作の文学史」や 「パクリの技術」などは具体例が多くて資料的な価値がある。後者は旧約聖書のパクリの部分まで 考察している。
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