- 17 名前:名無しさん@恐縮です [2018/08/13(月) 12:02:02.16 ID:pxbahoIH0.net]
- 鳥栖に移籍したトーレスの胸中。「そんなに長い時間は残されていない」
7月28日に行なわれたジュビロ磐田戦後、すでに夜は更けていた。 試合が開催された鳥栖には深夜まで営業している店がない。そのため、博多のスペイン料理店に出かけることになった。 「日本と欧州が違うっているというのは意識しているよ」 サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス(33歳)は、左手でフォークを器用に使いながらその胸中を明かしている。 トーレスは先月スペインの名門アトレティコ・マドリーから移籍し、この夜がJリーグで2試合目の出場になった。 皿の上ではアヒージョがジュージューと音を立てていた。 「自分が日本に来たのは、会長が熱意をもって勧誘してくれたからだ。 J2に落ちるようなチームじゃない。力になれることがあるんじゃないかって。 ただ、今の自分が”トーレスらしさを”と主張しても難しい。 れはピッチで姿勢を示すべきことで、ゴールを奪えていないなか、影響力が失われているというのは自覚している。 でも、チームとして間違っている方向に行っているのを感じたら、それは言っていきたい。 今は託された時間の中、なんとかチームのために仕事をするだけ。個人としてはあと6点でキャリア通算500得点になり、通過点にしたいですけど、今はチームがすべてだね」 18チーム中17位と降格圏に沈む鳥栖にやってきた英雄は、語気を強くした。 先月の終わり頃、マドリッド空港のカフェだった。トーレスは、ほとんど電撃的に日本への移籍を決断している。 現在、ヴィッセル神戸に在籍しているイニエスタから電話が入り、日本語で「ぜひ、フェルナンドも日本に来てほしい」という熱烈なオファーがあったことも、心を決めた理由のひとつだろう。 しかし、最大の理由は「一度は日本で」という夢を捨て切れなかったからだ。 家族のことは気がかりだったが、千載一遇の機会を逃したくなかった。 (つづく)
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